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初めてだった。 こんな感情を抱いたのは。 ただこの桜が満開に咲く道で すれ違っただけだった。 道満に言われた言葉でわかった。 僕は彼女に一目惚れしてしまったんだ。 君があまりにも美しくてここで 引き止めなければ二度と会えないと なんとなくわかった。 だから、僕は声をかけた。
安倍晴明公
すると彼女はゆっくりと後ろを 振り返った。 一つ一つの動作が美しく目が離せない。
満月るな
蘆屋道満
道満もどうやら見惚れているようだった
安倍晴明公
満月るな
それは僕が君に…
安倍晴明公
すると彼女の周りの空気が揺らいだ。 そして透き通る透明感のある 前髪の隙間から咲く鈴のような金色の瞳 が見開いた。
満月るな
安倍晴明公
満月るな
安倍晴明公
蘆屋道満
また会えるよ。 だって君は……
満月るな
ザァア…
蘆屋道満
安倍晴明公
蘆屋道満
…そうだね。 あんなに美しいと思ったのは あの人と満月さんで2人目だからね。 道満みたいに器は広くないから。
安倍晴明公
蘆屋道満
安倍晴明公
蘆屋道満
いや会えるよ。 またすぐにね。
安倍晴明公
蘆屋道満
安倍晴明公
早く会いたい… 僕の＿＿＿
皆さん初めまして！！葛原 叶月花 （くずはら かずは）です！ この作品は妖はじで、最初は平安組の話が多いです！ 後々生徒とかも出てくるのでお楽しみに！！
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