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ブルーくん何語それ?🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣
ブラック様… ミルクと一緒にってもさすがの赤ちゃんも「ん?なんか硬いぞ?」ってきずくたず
マジで最高でしたっ!!!! イラスト最高だし ストーリーも最高だし マジで尊いです!!!!! 尊死する…!!!! 最高のお話ありがとうございます!
こちらはすまないスクールの二次創作になります。
*今回はBL要素が含まれます* CP↓ レッド×ブルー ※キスシーン有り。
零落様からリクエストいただきました、レドブルの一日のルーティンになります。レドブルのチャット文は初めてなのでお気に召していただけるかはわかりませんが、少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。それでは。
ミスターレッドとブルーは双子の兄弟である。幼い頃に両親と離れ離れになり、また自分たちを拾ってくれた育ての親もまた、悲しい別れを迎えてしまったのであった。
そんな境遇で育った兄弟は、再会して以来ずっと2人で生きてきた。お互いの特技を活用して過酷なジャングルを生き抜き、すまない先生と出会いそして彼の生徒になってからも。時に喧嘩をしつつも、2人はずっと共に過ごしてきたのだ。
これは、そんな2人の1日を見守る話である……。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルーの朝は早い。朝に弱いレッドより早く目覚め、身支度を整えて二人分の朝食を用意する。準備ができたらいまだに眠っている兄を起こすのがブルーの役目だ。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
布団を剥いで尻を引っ叩き、レッドを引き摺り出すブルー。寝ぼけ眼のレッドの顔を洗わせて、二人は朝食の席に着く。 今日の朝食はベーコンエッグと野菜サラダ、そしてバターの乗ったパンケーキだ。
ミスターレッド
ミスターブルー
戦場以外では美味いものを食べたい、というのがミスターバナナの言葉である。そんな彼のレクチャーだから味には問題ないだろう。パンケーキも今回はふっくら焼き上がったとブルーは満足げに口角を上げる。
火傷してでも練習した甲斐があった、などとブルーは考えながらレッドにソースを差し出す。レッドはソースを受け取り、早速パンケーキにかけて一口。
ミスターレッド
ミスターブルー
レッドはそっけない口ぶりだが、頬を膨らませて料理を口に詰めている。素直じゃない兄だ、とサラダを頬張りながらブルーは困ったように笑う。
ミスターレッド
ミスターブルー
食べ終えたレッドはおもむろに立ち上がると、空になったブルーの食器もまとめて台所に運ぶ。普段なら片付けも押し付けるのに。
ミスターレッド
ミスターブルー
すまないスクール
教室にたどり着いたミスターレッドとブルーを、他の生徒達が迎える。が…
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスター銀さん
ミスターマネー
パァン!
ミスターバナナ
例の如く、レッドとブルーは元気よく喧嘩をしながらの登場となった。すまないスクールの仲間にとっては日常茶飯事である。
ミスターブラック
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
などと言っていると、ドドドド……という豪快な足音が遠くから聞こえてくる。あ、と思った瞬間教室の扉がものすごい勢いで吹っ飛ばされる。
すまない先生
レッド、ブルー
入り口の前で喧嘩していたものだから、当然2人もまとめて吹っ飛ばされる。
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんにゲラゲラと指を刺されて笑われるレッドとブルーは、片方が押し倒すような形になって倒れている。2人とも倒れたままピクピク震えて動かない。
すまない先生
ミスター銀さん
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターレッド
ミスターブルー
頭で兄の腹を押し込んでいたことに気づいたブルーは慌てて避ける。レッドは苦しそうにえずいていたが、すぐに元の調子に戻って自分たちの席に着いた。
そんなこんなで教室での授業やはちゃめちゃなサバイバル授業も無事終わり、待ちに待った昼休み。この日は晴れている上に気温も程よいので、ミスターレッドとブルーは屋上に訪れていた。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
レッドに手招きされ、ブルーはすぐ隣に座る。こんな晴れた日に見晴らしの良い外で食べるのは、ピクニックでもしているみたいな気分だ。今いるのは学校の屋上だが。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
レッドが今食べているのは激辛サンドイッチだ。パンに挟まれている具はレタスも真っ赤に染まっている。というかパンそのものが赤い。正直見ているだけ辛くなる、というか匂いだけで鼻が痛くなる。
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ふいっとそっぽを向くブルーだが、中毒のように辛味を摂取しまくる兄が心配なのは事実である。正反対のようなこの兄弟だが、こういうところは少しだけ似ているらしい。
むくれ顔でデザートのアイスを頬張るブルーを見ていたレッドだが、そーっとブルーに顔を近づけると…。
チュッ
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
不意打ちでキスされた上にアイスも取られたミスターブルーは、かあっと赤くなった顔を腕で覆い隠す。
からかわれた怒りを上回る気恥ずかしさを誤魔化すために口元についたアイスを舐めとった……のがいけなかった。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
いちごソースだと思って舐めとったそれは、レッドが食べていた激辛サンドにかけられたハバネロソースだった…。
各自給食を食べ終え休憩を済ませたところで、午後の個別授業に取り掛かろうとしていた。
ミスター赤ちゃん
ミスター銀さん
ミスターブルー
ハバネロソースを舐めてしまったブルーは、更なるレッドの悪戯により見事に唇が腫れ上がってしまった。ミスター赤ちゃんには盛大に笑われるし、銀さんですら顔を見て吹き出すし、他のクラスメイトも顔を伏せて笑っているのがわかる。
ミスターマネー
ミスターブルー
ただ1人、安定のアホなミスターマネーを除いて。のちにブルーは"いっそ赤ちゃん並みに笑ってくれた方がマシだった"と語る。
ミスターブルー
こうして午後の個別授業は始まったが、ブルーは口内に残った辛味と唇の痛みで授業どころではなかった…。
一方レッドの方はというと、上機嫌で授業をこなし、見事高得点を獲得したという…。
すまない先生
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
本日の授業も終わり、各自帰宅となった。真っ直ぐ帰る者や研究室に篭る者、部下を連れて外回りに出る者など様々である。
ミスター赤ちゃん
ミスターブルー
ミスターレッド
レッドとブルーはそう言うと2人並んで歩いて行った。校門を出る際、そっと互いに寄り添って手を繋いだのが見えた。
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
手を繋いで帰る2人を目にしたミスター赤ちゃんであったが、赤ん坊にはまだ難しくてわからないことであった。
ミスターブルー
夕方頃、ミスターブルーは帰り際にスーパーマーケットに立ち寄っていた。今夜の夕食の材料他必要なものを買いに来たのである。ミスターレッドは勿論腹痛のふりをしてベンチで寝ている。
ミスターブルー
買い物袋を抱えたブルーは、レッドの元へ向かおうとするが…
男
ミスターブルー
突然声をかけられ驚いて振り向くと、男の人が2人立っていた。道に迷ったのか、スマートフォンでマップを見せてくる。
男
男
ミスターブルー
男
正直こちらも早く帰りたいのだが、このままにしておくのも忍びなくてつい引き受けてしまう。レッドのことは気になるが、買い物を押し付けてきたのだからもうしばらく待たせても構わないだろう。
ブルーはレッドに[少し遅くなる]とメッセージを送り、男たちに向かい合う。
ミスターブルー
男
ミスターブルー
ガシッ
男
男
突然口を押さえられ、路地裏に連れ込まれる。何が何だかわからないが、こいつらの言う高く売れそうという言葉…まさか。
ミスターブルー
男
抵抗するブルーの手足を縛り、路地裏のさらに奥に運び込む男達。
ドンッ!
男
ずん、ずん、と重々しい足音と振動に思わず動きを止める男達。振り返る間際に1人が吹っ飛ばされて壁に打ち付けられる。
振り返った先には鋼の腕を振り上げた巨人─アイアンゴーレムがいた。悠然と立ち塞がるアイアンゴーレムは残りの男達に目をやると、唸り声を上げてその大きな腕を振りかざす。
男
男
男達はブルーを投げ捨て走り出そうとするが、逃がさんとばかりにアイアンゴーレムは両腕で男達を殴り飛ばす。そして男達が動けなくなったのを確認し、ブルーの方へ近づいてくる。
ミスターブルー
ブルーは反射的に逃げようとしたが、直後アイアンゴーレムの腕が溶けるように変化していく。全身が縮まっていき、そこに現れたのは…
ミスターブルー
ミスターレッド
レッドはブルーの縄を解くと、手を引いて路地裏を抜け出す。逃すな、と別の男の声が聞こえたが、2人はさらにスピードを上げて走り続けた。
ミスターレッド
ミスターブルー
あの後必死で走ってきた2人は、なんとか誘拐犯達を撒いて家にたどり着いた。今はお互いのベッドに腰を下ろして向かい合っている。
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
逃げる際にレッドが荷物を握ってくれたおかげで夕食の材料も無事だが、突然路地に連れ込まれて売り飛ばされそうになったのだ。とてもじゃないがブルーは食べる気になれなかった。
買った材料は明日の朝飯にでも回そうかな、とベッドに倒れ込んだブルーは考える。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ベッドに横になったブルーは、レッドの袖を掴んで甘えるように引っ張っている。
ミスターブルー
ミスターレッド
レッドはそう言うとブルーの隣に横になる。少し狭いので互いに引っ付くような体制だ。
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ブルーは横になったままレッドに抱きついている。少し苦しいのだが引き離そうとすると更に力を込めるので、レッドは諦めてブルーに身を委ねる。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
最後のブルーの声は涙ぐんでいるように震えていた。俺も、とレッドは言いかけたが口に出さず、代わりにブルーを抱き寄せる。
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
あやすように背中をぽんぽんと叩くレッドにしがみつき、やがてブルーは静かに寝息を立てる。
完全に寝入ったのを確認し、レッドはもう一度額に口付けてそっと頭を撫でる。その目は気怠げに伏せられながらも、穏やかな情のこもった眼差しだ。
こうして、正反対なようで似た者同士な兄弟の一日が終わったのだった。