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晴恋ときどき雨恋

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晴恋ときどき雨恋

4 - 第4話 晴れときどき小雨

♥

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2025年07月08日

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昼休みになると青空は保健室を訪ねてくるようになった

私が体調不良でお休みしている時は

高橋先生にメッセージをことずけていく

インスタとかLINEの交換はしていないから

メッセージの内容は

登校途中に可愛い犬に出会った。とか

雨の後は空がキレイに見える。とか

些細なこと

早く元気になるといいな。とか

頑張ろう!とか

そんな言葉は全くなくて…

それが私を安心させた

だって

自分で言うのも変だけど

私は、私なりに

精一杯頑張っているから

高橋 美雨

やっとお昼休み〜

高橋 美雨

お腹空きすぎて具合悪くなりそう

高橋 美雨

月乃さんは?

高橋 美雨

お腹空かない?

月乃

私は、まだ

高橋 美雨

そっか

高橋 美雨

じゃあ、先にいただいちゃおうかな

高橋 美雨

今日は、お弁当プラス

高橋 美雨

おやつに、おにぎりとゆで卵も持って来るつもりだったんだけど

高橋 美雨

おにぎりとゆで卵、家に忘れてきちゃって

高橋 美雨

でも足りるよね?これだけあれば

月乃

高橋 美雨

ごめん。聞かれても困るよね

高橋 美雨

ま、足りなかったら、こっそり備蓄してる

高橋 美雨

お菓子食べて乗り切ればいいし

高橋 美雨

それに

高橋 美雨

職場でこれだけ食べてても

高橋 美雨

家に帰ると

高橋 美雨

ちゃーんと晩ご飯食べられちゃうのよねぇ

高橋 美雨

不思議

月乃

それは

月乃

先生が一生懸命、みんなのことを気にかけてくれているからだと思います

高橋 美雨

ほんと!?

高橋 美雨

嬉しい。月乃さんありがとう!

高橋 美雨

そうだ。ちょっと聞いてくれる?

月乃

はい

高橋 美雨

今日も朝からね

高橋 美雨

自転車で転んだとか

高橋 美雨

学校着いたら、頭痛くなったとか

高橋 美雨

忙しいすぎるのよ!私。しかも今日は

高橋 美雨

お弁当忘れた人までいるし

高橋 美雨

もう立て込み過ぎ

月乃

そんなことってあるんですね

高橋 美雨

だいたい忘れ物したら

高橋 美雨

担任の先生に言えばいいと思わない?

高橋 美雨

なんでわざわざ、保健室に来るのよ

月乃

そうですね

高橋 美雨

でしょ!

高橋 美雨

だから、私言ったの

高橋 美雨

買えばいいんじゃないかな?って

高橋 美雨

そうしたら、その子なんて言ったと思う?

月乃

高橋 美雨

財布も忘れちゃって…って

高橋 美雨

私だって、そこまで面倒みられないわよ

高橋 美雨

保護者じゃないんだから

月乃

で、どうしたんですか?

月乃

その、お財布忘れた子

高橋 美雨

あぁ

高橋 美雨

担任に伝えといた

高橋 美雨

困ってるみたいですけど。って

高橋 美雨

その後は知らない

高橋 美雨

でも、そのうち来るんじゃないかな?

月乃

えっ!?

高橋 美雨

最近、毎日来るし

青空

高橋先生!

青空

高橋先生いる?

青空

月乃!さんもいる?

月乃

えっ!えっ!

高橋 美雨

ほーら来た

高橋 美雨

青空さん、騒々しい

高橋 美雨

静かに

青空

高橋先生、俺が財布とかいろいろ忘れたこと

青空

担任に言ったろ

高橋 美雨

えぇ

高橋 美雨

言ったわよ

高橋 美雨

青空さんが困ってるみたいですよ。って

青空

おかげで

青空

見てよこれ!

月乃

すごい!大量のパン

青空

クラスのヤツらが買ってきてくれてさ

青空

俺一人じゃ食べきれないっての!

青空

どうした?つっきー

青空

じゃなくて月乃さん

高橋 美雨

いいわよ。聞かなかったことにする

高橋 美雨

お互い呼びたいように呼んだら

高橋 美雨

ここでは堅苦しいことはなし。ね?

青空

先生、話分かる!

青空

お礼に…

青空

パン?食べる?

青空

みんなには内緒にするから

月乃

先生今日、家におやつ忘れたみたいで

高橋 美雨

シーッ!月乃さん

青空

マジか

青空

仲間じゃん!俺と

高橋 美雨

私、お財布は忘れてないから

高橋 美雨

それに青空さん

高橋 美雨

あなた、帰りどうするの?

高橋 美雨

お財布なくて困らない?

青空

帰り?

青空

あぁ俺、自転車通学だから

高橋 美雨

それなら、大丈夫かな

高橋 美雨

とりあえず家までは帰れるし

月乃

青空、自転車通学なんだ

青空

あれ?知らなかった?

青空

俺、電車とかバス待つの苦手でさ

青空

自転車なら、交通ルール守れば

青空

自分のペースで登下校できるだろ

青空

つっきーは?

月乃

私は、電車とバス

青空

遠いのか家?

月乃

1時間くらいかな?

月乃

もう少しかかるかも

青空

ラッシュとか大丈夫なのか?

青空

それから

青空

不審者だっているかもだし

月乃

青空

ほら、つっきー可愛いし

青空

おとなしいから

青空

目を付けられたりしないかな。って

高橋 美雨

キャー!

青空

ちょっ先生、何騒いでんの?

高橋 美雨

いいな〜若いって

高橋 美雨

これから、もっともっと

高橋 美雨

色んな経験をしていくんだろうな〜って思ったら

高橋 美雨

ごめんね。つい

青空

つったく。仕方ねーな

月乃

楽しいこと…

月乃

私にも起きるかな?

高橋 美雨

当たり前でしょ!

青空

当たり前だろ!

高橋 美雨

月乃さんあなた年齢は?

月乃

17歳。ですけど…

高橋 美雨

まだまだ人生これからじゃない?

月乃

でも、でも

月乃

これから先も悪いことばかりしか起きなかったら?

月乃

そうしたら

月乃

私はどうしたら…

どうしよう。息が苦しい

高橋 美雨

月乃さん。落ち着いて

高橋 美雨

ゆっくり深呼吸してみて

高橋 美雨

大きく息を吸って

高橋 美雨

ゆっくり吐く

月乃

ダメ…上手く…できない…

青空

月乃、俺と一緒にやってみよう

青空

息を吐く方に意識を向けるんだ

青空

大丈夫。絶対に大丈夫だから

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