ホラー・ミステリー
ブロック・ノート ―消去された私の加害者たち―
1話から読む『ブロック・ノート —消去された私の加害者たち—』あらすじ
「嫌なやつ、この世界から消しちゃえばいいんだよ」
いじめに耐える日々を送っていた中学二年生の若松 織(わかまつ おり)。 彼女の前に現れたのは、青い瞳を持つミステリアスな転校生・ラエだった。
ラエから教えられたのは、スマホの「ブロック」機能を使った禁断の消去術。 リストに名前を入れ、ボタンを押す。 たったそれだけで、相手はこの世から跡形もなく消えてしまう――。
赤、黄、紫……。 織の指先が動くたびに、自分を苦しめていた加害者たちが一人、また一人と「消去」されていく。 最初は恐怖だった。でも、次第にその快感に織は溺れていく……。
しかし、消去の連鎖は止まらない。 学校、家族、警察。そして、ラエが隠し持つ「シンガポールの母」の影。
「ねえ、織ちゃん。次は誰を消す?」
これは、救済か、それとも破滅か。 20巻にわたり紡がれる、SNS時代のダーク・ピカレスク・ファンタジー、開幕。






