恋愛・ロマンス
61
忘れられない君へ
1話から読む十年ぶりに幼なじみの美羽と再会した直哉。
だが美羽は「知らない」と首を振る。
忘れてしまったのは彼女だと信じる直哉は、必死に思い出を語り続ける。
けれど真実は逆――記憶を失っていたのは直哉自身だった。
十年前の夏、川で命を落とした直哉。
「ありがとう。俺を忘れずにいてくれて」
夕暮れに溶けた笑顔は、儚くも確かな存在を刻んでいた。
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