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仮面の中の正義

第1話 - 第一話〈始まりの一日〉

2025年12月06日

#ヒーロー

#バトル

#成長物語

#ホラー

#現代ファンタジー

アカヒ

第一話〈始まりの一日〉

この小説は、高橋赤和(たかはしせきあ)が真の正義に目覚め、過酷な道を進む物語です。

［ﾃﾞｭｯﾃﾞｭｩｰ］スマホの目覚まし音が部屋に響く。

〘 10時30分〙起床

赤和

(なんだよ、朝かよぉ..)

赤和が身を起こす。

こうして、赤和の憂鬱な一日が始まる。

赤和

『とりま歯を磨くか』

彼の名は高橋赤和(たかはしせきあ) 大学に入学したての18歳だ。

赤和はそう呟くと気だるげに洗面所に向かった。

高橋は洗面所に向かう途中にリビングを通る。

母

『ねぇ！』

赤和

(？！)

母

『なんでこんな時間に
起きてくるのよ！』

彼女は赤和の母だ。

赤和

『なんだよ、別にいいだろ！』

母

『あんた大学は何時からなのよ？』

赤和

『うるせぇな、
三限から行く予定！』

母

『はぁ〜⤵』

母の深いため息が空気を重くした。

母

『あんた、1年生から
そんなんで大丈夫？』

赤和

『余計なお世話だよ！』

赤和はそう言うと急いで身支度を済まし、玄関に向かった。

〘 10時50分〙玄関前

赤和

(うわぁ、めちゃくちゃ
LINE来てんじゃん)

赤和

(とりま三限に間に合うからいいか、)

赤和

『ｲｯﾃｷﾏｽ』

赤和は静かに呟き玄関を出て行った。

赤和は三限ピッタリに着くように寄り道をしながら大学に向かった。

〘 12時58分〙講義室到着

赤和は2分余裕も持って到着した。

赤和

(着いちゃったよ..)

赤和

(今日もめんどくさい大学の始まりかよ..)

山谷

『おい赤和！』

赤和

(お！)

山谷

『お前ちゃんと
一限から来いよ』

山谷

『LINEも連絡返さねぇし』

関場

『赤和は毎回
何時に起きてんだよ』

彼らは赤和の友達の山谷良(やまたにりょう) 関場一平(せきばいっぺい) 彼ら2人は大学で知り合った友達だ。

赤和

『今日は10時半に起きたw』

山谷

『お前マジかw』

関場

『ほんと、お気楽だな..』

赤和

『もう帰りたい..』

山谷

『二限もサボってよく
そんなことが言えるなぁ』

関場

『ダメだこりゃ』

こうして残りの三、四、五限の講義を受けるのであった。

赤和

(はぁ〜⤵)

ため息をつく赤和。

赤和

(とりあえず今日も頑張った)

五限が終わり、友達の二人とは別れ家に帰ってい途中だ。

赤和

(早く家帰って寝たい、)

友也

『赤和じゃん！』

赤和

『おぉ！』

彼は佐々木友也(ささきともや) 赤和の小学校の頃からの友達だ。

友也

『今帰り？』

赤和

『余裕で帰り』

この2人は小中高と同じ学校で、現在はお互い別々の大学に通っている。

友也

『大学での調子は
どうよ？』

赤和

『良い奴らは
沢山いるけど..』

友也

『どうした？』

赤和

『やっぱりつまんない』

友也

『講義がダルいw?』

赤和

『そういうのじゃなくて』

赤和

『いくらFランだといい大学ってのは、将来やりたいこととかがある奴が行くところであって』

赤和

『俺みたいな夢が無いやつが行くところじゃねぇょ』

友也

『あぁそうゆうことねぇ』

友也

『でも赤和、警察官になるとか言ってなかった？』

赤和

『あぁ、言ってた』

友也

『その夢はどうしたの？』

赤和

『なんかもう、どうでも
よくなった』

赤和

『今は夢とかそうゆうのは
何もないは』

友也

『そうなんだ..』

赤和

『まぁそんなことどうでもええやろ』

赤和

『とりまじゃあーな』

赤和は逃げるように帰っていった。

友也

(...)

〘 7時6分〙帰宅中

赤和

(そろそろ家に着くなぁ)

そう何気ないことを考えていると真横から黒木影が現れた。

赤和

『うわぁ！』

謎の仮面をつけた男

『おい、静かにしろ』

赤和

？！

謎の仮面をつけた男

『話を聞け、』

赤和

『わかったぁ、わかったから殺さないで』

謎の仮面をつけた男

『殺すだと？』

謎の仮面をつけた男

『そんなことはしない
ただ、話を聞け』

赤和

『ﾜｶﾜｶわかりました』

こうして二人は人どうりのない所へ向かった。

謎の仮面をつけた男

『ここら辺にしよう』

謎の仮面をつけた男

『全然人がいなくて良い』

謎の仮面をつけた男

『しかしここは
少し暗すぎるかな』

謎の仮面をつけた男

『まぁ問題はないか』

赤和

(やばい)

赤和

(ヤバすぎる)

赤和

(この人ずっと1人で
喋ってる)

赤和

(早くここから逃げないと)

謎の仮面をつけた男

『あぁそうだそうだ』

赤和

！？

謎の仮面をつけた男

『本題に入らなければね』

赤和

『ほ、本題？』

謎の仮面をつけた男

『単刀直入に言おう』

謎の仮面をつけた男

『正義にならないか？』

赤和

『正義？！』

謎の仮面をつけた男

『そうだよ、正義だよ』

謎の仮面をつけた男

『もし気になるなら
明日の夜11時半に
ここで待ってるよ』

謎の仮面をつけた男

『それじゃその気があったらまた会おう』

赤和

『ちょ、ちょっと待って』

謎の仮面をつけた男は赤和の言葉に反応せず暗闇に消えていった。

赤和

『な、なんだよ』

不思議な経験をしたことにより誰もいないのに言葉がつい出てしまった。

赤和

『一体なんだったんだ..』

つづく...

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