信桜 維花 .
…え?
信桜 維花 .
お母さん、今なんて…?
母 .
だから、この人と婚約しなさい
信桜 維花 .
え、いや、待って…
信桜 維花 .
私男の人とは関わりたくないよ、
信桜 維花 .
しかも婚約なんて…
母 .
そんなこと言ってもね
母 .
私もいつまでも唯花といられるわけじゃないから…
母 .
お母さんは貴方を1人にするのは不安なの…
信桜 維花 .
…
母 .
貴方を1人にしたらお母さん安心出来ない…
母 .
またお父さんが唯花を狙うかもしれないもの…
信桜 維花 .
…!
信桜 維花 .
(お母さんが安心してくれるなら…)
信桜 維花 .
わかった…
信桜 維花 .
私その人と婚約するよ…
信桜 維花 .
そしたら、お母さんも安心出来るでしょう、?
母 .
ありがとう、、、
母 .
この人と一緒にいるだけでいいから
母 .
唯花が嫌なら夫婦らしいことは何もしなくていい。
母 .
ただ、この人のそばから離れないで…
信桜 維花 .
うん…
そして今日許嫁の家に嫁ぐことになっている。
どんな人でも受け入れる覚悟は出来てる。
だから、大丈夫。
そう思ってたのに。
雪皚 静銀 .
…お前が信桜唯花か。
信桜 維花 .
雪皚様、お初にお目にかかります。
信桜 維花 .
改めまして本日からこちらでお世話になる
信桜 維花 .
信桜唯花と申します。
信桜 維花 .
どうぞ、よろしくお願い致します。
雪皚 静銀 .
……
雪皚 静銀 .
最初に言っておく。
雪皚 静銀 .
俺がお前を愛するなどないから期待はするな。
信桜 維花 .
……
ああ、やっぱりダメかもしれない。
男性のこの冷たい目が私は嫌いだ。
まるで父の瞳のようで……
信桜 維花 .
愛されるつもりはありませんのでご安心ください。
雪皚 静銀 .
……
そして、この人との生活が始まる。