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朝陽
ちょっと聞いてよー！
光里
なになに？どうしたの？
朝陽
今日さ、彼氏と駅前のレストラン行ったの！
光里
そこって最近できたとこでしょ？
光里
味も良いしオシャレだって今結構流行ってんじゃん
朝陽
ブログとか口コミではそう書いてあったんだけどさぁ
朝陽
いざ行ってみて出されたステーキが小さくてさ、文句言ってオーナー呼んだのよ！
光里
うん
朝陽
オーナーにもさ、ここのステーキ小さくない？って言ったんだけど
朝陽
そういう料理ですのでって聞かないの！
朝陽
それでマジキレて
朝陽
私のブログで荒らしてやったw
光里
うわ、確かに荒れてるね
光里
えっ
光里
オーナー、自殺してない？
朝陽
それぐらいして当然じゃない
朝陽
たかが肉ごときでケチなジジイだったんだから！
光里
でも自殺はやばいって
朝陽
そうそう
朝陽
今日、店側がお詫びしたいっていうから今から行くとこなんだ
光里
それ、行かない方がいい
光里
止めるべきなのかわからないけど
光里
やめた方がいいよ！
朝陽
今度は大きなステーキ出してくれるそうだから
朝陽
しかもタダで！
朝陽
行くしかないじゃん、こんなの
光里
朝陽…
朝陽
あ、レストラン着きそう！
朝陽
じゃ、行ってくるから
光里
朝陽
光里
行かないで
光里
お願い
朝陽
なに！？
朝陽
光里もあの店の味方すんの！？
光里
ちが
朝陽
もうお前なんて友達じゃない！！
朝陽
ブロックするから
朝陽
もう話しかけて来ないで
オーナー
先週は大変申し訳ございませんでした
オーナー
深くお詫びさせてください
朝陽
それでいいのよ
朝陽
（は？オーナー生きてんじゃん）
朝陽
客側が注意しないと、店は良くならないでしょ？
オーナー
全くその通りでございます
オーナー
本日は特別メニューをご用意しました
オーナー
高級肉の特大ステーキでございます
朝陽
いいじゃん！
朝陽
それじゃ、いただきます
パクッ
朝陽
んー！美味しい〜！
朝陽
前のより格別に美味しい！
朝陽
これ毎日出せば良いんじゃない！？
オーナー
そうしましょうか
朝陽
ところでさ、これなんの肉なの？
オーナー
あなたの彼氏様の肉でございます
朝陽
…は？
オーナー
あなたより前にお呼びして、調理させていただきました
朝陽
え
オーナー
この肉を毎日出せばいいのですね
オーナー
ならばこれだけでは足りません
オーナー
あなたの分も…
朝陽
は？！
朝陽
なんで！？
朝陽
私のはひ、必要ない！！！
オーナー
お前は
オーナー
俺のおじいちゃんを殺しただけでなく
オーナー
食材をも無駄にし、殺したんだ
オーナーの孫
ユルサナイ
朝陽
ひっ
オーナーの孫
最後に彼氏の肉を味わって食え
オーナーの孫
最後の晩餐だ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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