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#暗め
実習の日から数日が経った。 ○○ちゃんは以前のように保健室へ通うになっていた。 もちろん、怪我をした訳では無い。 保健委員会のお仕事のためだ。 けれど。
○○
善法寺 伊作
伊作の笑顔を見るだけで嬉しくなる。 避けていた頃が嘘みたいだ。 話せるだけで幸せ。 同じ時間を過ごせるだけで嬉しい。 だからこそ。 ○○ちゃんは改めて気づいてしまった。
○○
忘れようとしても無理だった。 嫌われていないとわかった今は尚更だった。 その日の委員会の仕事も終わりに近づいた時。
善法寺 伊作
○○
その時。 保健室の外から賑やかな声が。
七松 小平太
善法寺 伊作
後ろには、文次郎、仙蔵、長次、留三郎も揃っている。 六年生全員集合だった。
七松 小平太
小平太は何故か満面の笑みだった。 一方、留三郎は伊作を見て面白そうに笑っている。 嫌な予感しかしない。
食満 留三郎
善法寺 伊作
食満 留三郎
伊作が固まった。
○○ちゃんも固まった。
善法寺 伊作
食満 留三郎
潮江 文次郎
食満 留三郎
立花 仙蔵
中在家 長次
伊作は珍しく返す言葉がない。 ○○ちゃんは顔が熱くなってきた。 何の話だろう。 いや、何となくわかる気がする。 でも考えたくない。 恥ずかしすぎる。
七松 小平太
そう言い、六年生たちは去っていった。 保健室には気まづい沈黙だけが残る。
善法寺 伊作
○○
○○ちゃんは耐えられなくなった。
○○
そう言い、逃げるように保健室を出た。 伊作も止められなかった。
夕方。 六年は組長屋。 伊作は一人で縁側に座っていた。 目の前には夕焼けが広がっていた。 留三郎達に言われた言葉を思い出していた。
立花 仙蔵
本当にそうなのだろうか。 ○○ちゃんのことを考える。 笑顔。 声。 頑張っている姿。 泣きそうな顔。 思い出はいくらでも浮かんでくる。 気づけば自然と笑っていた。 そして。 ○○ちゃんが避けていた時のことも思い出した。 あの時は苦しかった。 心配だった。 話したいと思った。 笑って欲しいと思った。 無事でいて欲しいと思った。 その理由を考えた瞬間。 伊作は静かに目を見開いた。
善法寺 伊作
ようやくわかった。 なぜこんなにも気になるのか。 なぜ目で追ってしまうのか。 なぜ笑顔を見ると安心するのか。 答えはとても簡単だった。
善法寺 伊作
胸の鼓動が早くなる。 夕焼けを見つめながら、小さく呟く。
善法寺 伊作
その言葉は驚くほど自然と口から出た。 否定する気持ちはなかった。 むしろ。 やっと答えが見つかった気がした。
同じ頃。 五年は組の長屋。 ○○ちゃんもまた窓の外を見上げていた。
○○
届くはずのない想い。 そう思っていた。 けれど。 二人はまだ知らない。 同じ夕焼けの下で。 同じ人を想っていることをーー。
コメント
1件
みぃちゃん、最新話読んだよ…😭💘 もうね、保健室のシーンから心臓がギュッてなった。留三郎たちに「気づいてないのは本人だけ」って言われて、あわてて逃げちゃう○○ちゃん、かわいすぎてやばい…🥺 そして伊作が夕焼けの中、「好きなんだ…」って気づくところ、涙でた。静かに自分と向き合って、ちゃんと答えを見つけるの、すごく伊作らしくて尊い…。 最後の「同じ夕焼けの下で、同じ人を想ってる」って構成、まじでズルいよ〜〜〜!両片思い確定じゃんか!! 続き、めっちゃ待ってます…!