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夜の公園

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夜の公園

1 - 夜の公園

♥

48

2019年05月14日

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僕が小学6年生くらいの頃

親と夜に喧嘩して近くにある公園に1人で行ったのだ

しかし、その時公園には僕1人のはずなのに

キーコーキーコー

と、ブランコをこいでる音がした

ブランコを見てみるとブランコは揺れていた

ヒロム

え?誰もいないのに...

怖くて僕は家に帰ってすぐに親に謝った

けれど次の日

あのブランコが気になって仕方がなかった

だから親が眠った時間にこっそり家からぬけだして公園に行った

ヒロム

誰もいない

キーコーキーコー

やっぱりブランコは動いている

僕が遠くから見ていると

ブランコは止まった...

ヒロム

あれ?

『いっしょに遊ぼうよ』

そんな声が聞こえた気がしたが

今日はいったん家に帰った

しかし次の日

今度はあの声が気になって仕方がない

僕はまた家からぬけだして

公園に行った

ブランコは動いていない

すると...

『いっしょに遊ぼうよ』

またこの声が聞こえた

少し時間がたつと

『アハハハハ』

何人かの笑い声が聞こえる

僕はそれから気になって公園に行っての繰り返しをしていた

気がつけば中学2年生...

もうあの公園には慣れた

しかし、、

ヒロム

ムラマツ!

ヒロム

今日の夜遊ぼうぜ!

ムラマツ

いいよ。

ムラマツ

こんなに遅くに...何?

ヒロム

紹介したい場所があんだよ

ヒロム

最初は怖いと思うけど全然平気だから

ムラマツ

え、なにが?

ヒロム

ここだ

ヒロムとムラマツは公園の前に立った

ムラマツ

公園?

ヒロム

あ、今日はブランコ揺れてる

ムラマツ

え?風?

『いっしょに遊ぼうよ』

ムラマツ

え?なに?

ヒロム

ほら、お前もあの子達に呼ばれてるぞ?

ムラマツ

ヒロムも呼ばれたの?

ヒロム

うん

ムラマツ

遊んだ?

ヒロム

ああ

『アハハハハ』

ムラマツ

誰もいないのに..声が..

ヒロム

大丈夫だって!

ヒロム

俺も幽霊なんだし

ムラマツ

ムラマツ

え?

ムラマツ

幽霊なの?

ヒロム

うん

ムラマツ

なんで?

ムラマツ

え?

ムラマツ

いやだ!

タッ

『いっしょに遊ぼうよ』

ヒロム

逃げても無駄

ムラマツ

あれ?体が勝手に...

ムラマツは公園の中に引きずり込まれる

『アハハハハ』

ムラマツ

やめろ!

ムラマツ

イタっ

ムラマツの足下に手が生えてくる

ムラマツ

はなせ!

その手はムラマツの足を掴んで地面に引きずり込んでいく

ムラマツ

やめろ、、

ムラマツ

はなせ、、

ムラマツ

うぅ、、

ムラマツ

『またお友達が1人増えたね!』

『これからいっぱい遊ぼうね!』

ヒロム

ヒロム

夜の公園は楽しいよ?

この作品はいかがでしたか?

48

コメント

5

ユーザー

夜の公園気をつけます...

ユーザー

う、後ろから気配が.. あぁいなかったわ

ユーザー

怖くて面白かったです 次の作品も楽しみです

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