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#暗め
六年生へ書類を渡した私は、六年生の長屋を出ようとした…。
○○
そう言い、頭を下げると…
善法寺 伊作
声をかけたのは、伊作先輩だった。
善法寺 伊作
○○
七松 小平太
七松先輩も楽しそうに言う。
食満 留三郎
せっかくお誘いいただいて、断るのも先輩に失礼だと思った私は…
○○
私がそう言うと、先輩たちは嬉しそうに微笑んだ。 七松先輩が元気よく話し続け、食満先輩はそれに付き合う。 立花先輩は呆れた顔をして…中在家先輩は穏やか顔をしてお茶を入れてくれている。
○○
中在家 長次
中在家先輩が微笑む。
○○
立花 仙蔵
○○
少し褒められて顔が赤くなった。
七松 小平太
○○
私と七松先輩がそう言うと、先輩方は笑ってくださった。 そんな時間が微笑ましく感じた。 そして、お茶を飲み終えた私はそっと立ち上がる。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
伊作先輩は微笑んだ。 その笑顔に私も笑顔になった。 そう思い、お盆を持ち上げ歩き出した、その時。
足元に置かれていた荷物に気づかなかった。
○○
そう思った瞬間。
善法寺 伊作
ぐいっと腕を引かれ、 気づけば私は伊作先輩に支えられていた…。 驚いて顔をあげると、目の前には伊作先輩の顔が。
近い…。なんというか…すごく近い…!
善法寺 伊作
心配そうな声がかけられる。
○○
○○
善法寺 伊作
善法寺 伊作
○○
伊作先輩は安心したように息を吐く。 その様子を見ていた先輩方が妙な笑みを浮かべている。
立花 仙蔵
食満 留三郎
○○
中在家 長次
潮江 文次郎
皆さんが揃ってそう言う。 これ、絶対嘘だ。 絶対何か考えてる!
立花 仙蔵
善法寺 伊作
立花 仙蔵
善法寺 伊作
伊作先輩は本当に分かっていないみたいだ。 きょとんとしてる。 その反応に先輩方は一斉に息を吐いた。
○○
私は恥ずかしくなり、視線を逸らした。
やっぱり六年生は変わっていない。 賑やかで、優しくて、暖かい。 そして、伊作先輩も。 昔と変わらずお優しい。 なのにーー。 どうして、こんなにも胸が苦しくなるんだろう。
伊作先輩の優しさに触れるたび、この気持ちは大きくなっていく。
そんな気がした。
コメント
1件
いやあ、もう最高でした…!「六年生長屋の午後」、なんて温かい空気感なんでしょう。伊作先輩の「危ない…!!」って一瞬で腕を引くところ、胸がときめきました。そして転びそうになった後の「何言ってるの。僕だって…よくドジかますんだから…」というフォローが本当に優しくて、思わずにやけてしまいました。先輩方が一斉に「お前はもう少し自覚を持て」と呆れるのも面白くて、全員のキャラが立っててすごく好きです。一年生の頃と変わらない賑やかさの中に、確かに変化している「恋心」の描写が繊細で、続きが気になる終わり方でした。