コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〘みのりside〙
みのり
震えていた
ミクちゃんから貰った盾を構えて
だって目の前には__
?
決して視界に 入ってほしくないものが 映っているんだもん
みのり
でも___
___
みんなにはそれを倒して、 本当の想いを見い出してほしい
___
みのり
ミクちゃんの声が脳裏をよぎる
………ミクちゃんにも、 できないこと…なのかな
だから、わたし達に託したのかな
__なら
ならわたしは、 本当の想いを見つけて、 その想いの持ち主とミクちゃんに 希望を届けなくちゃ
………盾だけだと 限界がありそうだけど…
?
みのり
今にも飛びかかって来そうだ
みのり
どうしたらこの子を倒せるか
みのり
?
__あ
そっか
わたし今盾構えてるから、 そのままぶつかればいいんだ
……まぁ、飛ばされたら おしまいだけどね
?
その子は運良く突進してきた
__よし、今なら!
みのり
わたしは盾を構えたまま “その子”に向かって走った
思いっきり
このままいけば__
ガツッ
みのり
足がもつれた
全てがスローモーションのように 見えた
みのり
“その子”はもう目の前にいた
このまま転んじゃったら……
ッ……あぁ、もうっ
なんでいつも肝心なところで こうなるの!?
よりによって こんな最期になるなんて……
みのり
思わず叫んだ
その瞬間__
盾の形が変わった
みのり
みのり
バタンッ
わたしは盾ごと倒れた
そのおかげか
?
形が変わった盾に、 “その子”は潰された
みのり
わたしはゆっくり起き上がる
みのり
みのり
みのり
………このセカイは 不思議なことばかり起こるな…
みのり
__ふいに、遥ちゃんの顔、いや
笑顔が浮かぶ
みのり
みのり
遥ちゃんだけじゃなく、愛莉ちゃん、雫ちゃんも…
それに、あの白い部屋にいたみんなも……
みのり
みのり
みのり
みのり
みのり
わたしは当てもなく走り出した