…
ある日を境に…
1人の少女が長い眠りについた…
映画 『"深い眠りについた彼女"と俺』
黒留
あの日から…
何日経ったのだろう…
黒留
あの事故から…
黒留
事故が起きたのは…1週間前…
レイ
黒留
レイ
黒留
レイ
黒留
レイ
黒留
まさか…あんなことになるなんて… この時は思ってもいなかった…
レイ
黒留
レイ
俺はレイより前を歩いてた…
そのせいで…レイは…
黒留
レイ
暴走車(バイク)が来ているのに気付いていなかった…
急ブレーキの音に気付いた時には…
もう…
遅かった
レイ
黒留
暴走車は逃げていった…
黒留
レイ
俺の彼女は…レイは…頭を強く打ち… 昏睡状態に…
黒留
それから…ずっと…レイの傍にいた… 子供達のことも…忘れて…
大好きな…彼女の傍に…
黒留
それからというもの…
レイの傍から絶対離れずに…
ずっと…レイの手を握っていた…
とても暖かいとは言えない…
少し冷たくなった彼女の手を…
ずっと…
泣きながら握っていた…
ずっと…目を覚ましてくれと… 願いながら…
俺はずっと…ずっと…泣いていた…
このまま…彼女が死んでしまうのではと考えては…
彼女の手をギュッと握った…
大好きな…彼女の…
黒留
いっそ…死んでしまおうかとも… 考えた…
これ以上…彼女が死んでしまうかも…という不安から…
そんな考えまでに至った…
でも…ここで俺が死んで…彼女が 生きれる…そんなことになったら…
今度は彼女が苦しい思いをする…
そう思って…耐えた…
涙が止まらなかった…
黒留
黒留
『また…お見舞い来てね…』
黒留
…聞こえた気がした…彼女の… 優しく…落ち着ける…声が…
でも…
レイ
彼女の方を向いても…
相変わらず…昏睡状態の彼女だった…
黒留
楽しい時は…あっという間なんだな…
コメント
2件
クオリティすげぇ…