“約束の日に”
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佐々木真夏
(前話から)3日が経ち
今日は祖母の家に向かっている…
あの日も今日みたいに晴れていた.
もう10年前の話だ...
ゆーくん覚えてないかな、、
……ただ…逢いたいっ
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a.m.10:52
叔母さんの家に着いた.
佐々木真夏
玄関の扉が開いた.
叔母さん
佐々木真夏
叔母さん
佐々木真夏
たわいない挨拶を交わし、
叔母さんの家に入った.
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クーラーの効いた涼しい部屋で、
私は考えていた……
“逢ってどうするんだろう”
“小さい頃ほんの数時間しか 遊んでないのに
わざわざ逢いに来てくれるのか?”
......
叔母さん
佐々木真夏
叔母さん
叔母さん
叔母さんがくれたのは、
小さくて綺麗な貝殻がついている
ネックレスと、肩掛けカバンだ.
佐々木真夏
佐々木真夏
佐々木真夏
叔母さん
私がネックレスを 着けようとしたら_
叔母さん
叔母さん
佐々木真夏
叔母さん
佐々木真夏
願い事……
私の願い事は__
佐々木真夏
お昼は、叔母さんが 作ってくれたそーめんを食べ、
あの場所に向かった.
随分久しぶりに この道を通ったけど、
だいぶ景色が変わっていた…
歩きながら、私の心情は、
ずっとゆーくんのことだけだ……
優希_scene_
“約束”君は覚えていますか?
10年前…交わした約束を……
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綾瀬優希(あやせゆうき)
明日には引っ越すから、 自分の荷物を取りまとめた.
正直、、引っ越すとか別に どうでも良かった.
また、新しい友達を 作ればいいだけだから...
もうこの土地とは、お別れだし
何となく海に向かった.
そこには、俺と同じくらいの 女の子が遊んでいて、
その子に一瞬で目が奪われた.
これが、、多分俺の初恋だったと思う.
思い出作りにとでも、
その子に声を掛け、一緒に遊んだ.
一見、まーちゃんは、
おとなしそうな イメージだったけど、
違くて…優しいし、 一緒にいて退屈しない..
……楽しかった.
いつの間にか日が暮れ
佐々木真夏
そー言われた時...
何故か、悲しい気持ちになった.
綾瀬優希
もう逢えないんだ…そう思った…
その時_
佐々木真夏
…泣きそうな震えた声で
そう言うから、とっさに、
綾瀬優希
と、、告げてしまった.
10年後…同じ場所で この日に逢う約束をし.
指切りをした……
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君は
10年前の約束…覚えていますか?
俺はまーちゃんに逢いに、、
電車で故郷に向かった…
逢ったらなんて言おう…
まーちゃん…
今すぐにでも…
逢いたいです.
コメント
8件
@茶々もち🍵サン! コメント💬ありがとう ございます⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
面白い!こういう気持ちと視点が変わるのはいいですねー!
続きだしました!