栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
栗原 紬希
善は目を丸くさせた。
栗原 紬希
伊東 善
善はほんのり顔を赤らめて紬希から目をそらす。
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希はかぁっと顔を赤くさせた。
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
紬希はニヤニヤしながら保健室から出ていった。
伊東 善
伊東 善
善はため息をつきながら顔を赤く染めた。
伊東 善
伊東 善
伊東 善
善はもう一度深くため息をついた。
「好き!」
「私と付き合って!」
栗原 紬希
紬希はベッドの上で少女漫画を読んでいた。
「ごめん」
「俺、好きな人がいる」
栗原 紬希
少女漫画の中の女の子は泣きながらその場を去ってしまった。
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は少女漫画の閉じた。
告白すれば、
必ず結ばれる。
これが少女漫画の鉄則。
栗原 紬希
もちろん、それは漫画の中であって
さっきみたいに振られることもある
もしかして
振られる確率の方が高いのかもしれない
栗原 紬希
私も
善くんに振られちゃうのかな
栗原 紬希
栗原 紬希
ズキンッと心が痛む。
栗原 紬希
その時、
コンコンコンと扉がノックされた。
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
ガチャリと扉から理仁が部屋へと入ってきた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
理仁は眉間に皺を寄せながらゆっくりと近づく。
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
理仁は俯いて口を開いた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
こんなお兄ちゃん、見たことない
お兄ちゃんはいつも頼もしくて
強くて__
栗原 紬希
紬希は理仁に駆け寄り、ギュッと正面から抱きついた。
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
理仁の返事がないので、上を向いた。
栗原 紬希
理仁の顔は真っ赤に染まっていた。
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
「家族」という言葉に理仁はぴくりと反応する。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
ピコンッ
栗原 紬希
栗原 理仁
紬希はホッとし、通知音が鳴ったスマホを手に取った。
栗原 紬希
栗原 理仁
スマホの画面に表示されているのは善のメッセージだった。
栗原 紬希
「今から会えない?」
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は慌てて外に出る準備を始めた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
紬希は急いで部屋から出ていった。
栗原 理仁
モヤモヤ…
栗原 理仁
理仁は紬希を追いかけようと1歩足を踏み出したが、ピタリと体を止めた。
栗原 理仁
俺にそんな"資格"はない。
死んでも、消えても、紬希は俺の妹で
俺たちは家族なんだ
……というのはただの建前
善に言われたように俺は、やっぱり怖いだけ。
紬希が俺の傍から離れていくのが
とてつもなく怖くて、自分からその1歩を踏み出す勇気がない。
栗原 理仁
栗原 理仁
俺たちが本当の兄妹じゃなかったら
俺は紬希に
正々堂々、好きだと言えただろうか
女子
スマホの中から女子の怒声が鳴り響く。
伊東 善
伊東 善
女子
女子
伊東 善
伊東 善
伊東 善
女子
善はブチッと電話を切った。
そのまま連絡先をブロックする。
伊東 善
伊東 善
その時、遠くから善を呼ぶ声がした。
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
紬希は小走りで善に近づいていった。
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
2人はベンチに腰を下ろした。
コメント
5件
もしかしたら、付き合っちゃうかも!お兄ちゃんと付き合って欲しいです!投稿お疲れ様です!
物凄くお兄ちゃんと付き合って欲しいっすね、はい
ほんとに 複雑な気持ち を 表現するのが上手すぎて 尊敬します 、この作品も主様も すごく 大好きです !!