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急にお風呂場に連れて行かれた時は何が起きるかと思った。

お風呂場に着いたと思ったら、今度は着ていたTシャツと眼鏡を剥ぎ取られ、椅子に座らされた。

次に、目を閉じててと涼ちゃんに言われ、ギュッと目を閉じる。

チョキチョキと音が聞こえ、なんか色んな事をされている音がする。

そして、目を開けていいよ、と言われた時には視界が明るくなっていた。

藤澤

よし!じゃあ、次はコンタクトレンズね!

ぼくは事前に涼ちゃんに持ってきてと言われていたコンタクトレンズを用意する。

眼鏡が壊れた時用に一応持ってはいたけど、眼鏡の方が落ち着くし1回も使った事はなかった。

大森

う、うん…

洗面所に移動して、鏡を見ながら目にコンタクトレンズを入れていく。

大森

…これが、ぼく?

目が見えるようになって、鏡を見ると、そこには、知らない自分が映っていた。

藤澤

ね!可愛いでしょ?

前髪は少し短くなり、右手側で分けるようにセットされていて、目も、眼鏡でいつも小さくなっていた目も大きくて、本当に見た事のない自分だった。

大森

知らない人みたい…

藤澤

知らない人じゃなくて、これが本当の元貴だよ。

鏡越しにニコニコ笑う涼ちゃんに、ちょっと泣きそうになった。

今、鏡に映っている自分なら…

若井の隣に居ても、恥ずかしくないかもしれない…

すごく図々しいかもしれないけど、少しだけそう思えたから。

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