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さとみside
この学園で文化祭というのはとても大きなイベントだ。
ここぞとばかりに入学者を増やすため大がかりな店等を作るクラスなどざらにある。
というか、もうプロレベルの店だのお化け屋敷だのが出てくる。←
校則が緩い上、こんな楽しそうだと知ったら学力が高くても皆頑張って入学しようとするという。
俺もそのうちの一人だが。
佐藤先生
昼休み後の授業、、つまり5限目はそんな感じで始まった。
店?お化け屋敷?いや、劇にしよう。
内容は?童謡なら台詞覚えやすいんじゃない?じゃあ定番で白雪姫とか?賛成!
王子は?そこはやっぱし桃谷くんじゃない?でもそしたら姫の女子誰になんの?、、戦争が目に見えるなぁ。
あ、じゃあさ!黄神会長女装したら?名案!
とまぁこんな感じだ俺も聞き流しながら段々と配役が決まっていった。
、、え、俺王子!?
しかもるぅとが女装!!?
ハッと我に返った時にはもう遅い。
学級委員がすでに黒板に俺達の名前を入れて行く。
いや、拒否権は!?
心の中で突っ込むも皆俺らがやる前提でわいわい盛り上がっている。
桃谷
ボーッとしていたらしき彼を呼び、そのことを話した途端
黄神
予想外。キレると思っていたのだがただただ無言で黒板に向けて目を見開いていた。
驚きすぎて声も出ないのだろう。俺もそうだ。←
その後も盛り上がったクラスメイト達が配役だのなんだの決めて行ったのだが、、俺たちはずっと無言のままだった。