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圭吾

…さてと…

私は、先ほどまで読んでいた本を棚に戻そうと、席を立った。

圭吾

(ここは広いし、珍しい本もたくさん置いてある…)

圭吾

(…そうだ。この機に日本だけでなく、世界のことも知っておこうかな。)

…うん。広い…

広すぎて、どの棚にあるのか…

久作

?どーしたの?圭吾!

圭吾

?おや、君は…

久作

ボクは「夢野 久作」だよ!よろしくね!!

圭吾

うん。よろしくね。

久作

それで、何か困ってるの?((首を傾げる

あぁ、成程…

彼は、私が困っていることが分かったのか…

圭吾

それが…何処に目当ての本があるのか、分からなくてね…

久作

あぁ!そういうことね!ボクもよく迷うよ〜!

久作

どんな本が欲しいの?

圭吾

えっと…世界史の本と日本史の本…あと、陰陽師についての本、だね

久作

おっけー!案内したげる!

久作

ほら!ここ!

圭吾

あぁ、ありがとう。久作君。

太宰

おーい!

賢治

久作君!…あ!圭吾君もいたんだ!

久作

あ!治!賢治!!

圭吾

あぁ、賢治君と太宰君か

久作

今ね!みんなで調べものしてたんだ!

久作

一緒にやる?

圭吾

生憎、私も調べものをしているんだ。

久作

ちぇー…

賢治

まぁ、仕方ないよ。久作君。

賢治

圭吾君とは、また別の日に遊べばいいじゃんか!

久作

!そーだね!!

久作君は、子供のように無邪気に笑った。

圭吾

えっと…

私は、世界史の本と日本史の本を同時に開いた。

圭吾

(今は…)

そう考えていると、中也君が私の後ろを通った。

圭吾

中也君。

中也

あ?…!圭吾じゃねぇか!どうした?!

圭吾

今って、何年だっけ?

中也

今?…んー………2135年じゃね…?

圭吾

ありがとう。

2127年 3月1日 アメリカで大規模な地震が起こり、死傷者・行方不明者ともにアメリカの中では最多となった。

2127年 3月12日 夢枕家と志賀家が同盟を組み、中原家、津島家、泉家と対立し、武装集団を構える。(日本紛争が開戦)

2127年 4月29日 夢枕家のスパイにより、中原家の頭首とその妻、そして息子1人が惨殺される事件が起きる。

2127年 11月11日 ロシアで大規模な革命が行われる。戦死者は百余名にも上った。抵抗軍が出されるも、民衆に圧倒され、敗退する。

2128年 2月4日 夢枕家のテロ集団がとある養護施設に押し寄せ、院長や子供を含め殆どが惨殺される事件が起きる。

2128年 6月19日 志賀家のテロ集団が津島家に乗り込み、家族と女中達を惨殺する。ただ、家から逃げ出したであろう八百比丘尼の青年ともう1人居たはずの少年は今も行方が分かっていない。

2129年 1月27日 ロシアに呼応するように、イギリスでも王政反乱軍が現れ、まだ幼い姫を除き王族が惨殺される。

2130年 1月12日 文京市の中学校に、「津島家の関係者がいる」という噂を信じた夢枕家のテロ集団が乗り込む。教員生徒含め無差別な大量虐殺を行った。

2130年 11月4日 志賀家のテロ集団により泉家が陥落。また、幼き跡継ぎの少年を誰かが助けたと言われている。

2131年 1月1日 中原家、津島家、泉家が没落し、日本紛争が終戦。

圭吾

私は、無言で本を閉じる。

…嗚呼、私が知らないところで、こんなにも惨いことが…

…養護施設で姉を殺されたのが、生温く感じられる…

圭吾

…はぁ…

私は気を取り直して、陰陽師についての本を開いた。

陰陽師の力、その源は「札」

火には赤、水には青、土には茶、金には金、木には緑、それぞれ札に色のある光が纏う。

他にも「式神」。ヒトガタから姿を表すことが出来る。神様や妖、色々なものを従えられるが、相手が強ければ強いほど、それなりに強い精神力を要する。

陰陽師達は、陰陽師の力を使い、悪行を働く組織を「百鬼夜行」と呼び、

百鬼夜行から世界を守るため、各々で闘い、集団を組んだりして対抗していた。

その良き例が、かつて最も百鬼夜行への抵抗力を持っていた少年達のみで形成されていた組織・「無頼派」である。

だが、無頼派は百鬼夜行により破滅に追いやられた。

その後、彼らは「イーハトーブ書店」を拠点として闘う「新思潮派」と呼ばれる組織にいる。

圭吾

…成程

新思潮派…ここは、そんな名前の組織だったのか…

太宰

お、圭吾。目当てのモンは見つかったのか?

圭吾

?太宰君…久作君達は?

太宰

すっかり2人の世界に入っちまってな。

太宰

俺はお前と話してみたかったし、ちょっと抜け出してみたんだ。

圭吾

はぁ…

それは…いい…のかな…?

太宰

…俺さぁ…檀とか中也とかにしか言ってなかったんだけどさ…

太宰

俺、中也達と同じく名家の出なんだよね…

圭吾

へぇ…

太宰

………だから、殺されたのかな…俺の…………家族は………

圭吾

…?

太宰

………ま、あんな訳の分からない家族。いない方が清々するけどさ…

圭吾

…太宰君…

もし…もし違ったら、彼を傷つけてしまうかもしれない…でも…

圭吾

もしかして、君は………

春樹

圭吾!!

その時、勢いよく春樹君が入ってきた。

圭吾

?!なんだい?随分慌てているようだけど…

春樹

陰陽師の力を持つ人が現れたんだ!

圭吾

春樹

今、隣の部屋にいるんだ!一緒に行くぞ!

太宰

!わかった!

圭吾

分かったよ。

…この話は、また今度にしようか…

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