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コメント
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読み返せば読み返すほどなんだこれ
ノベル風 紫ーくん、橙くん前半居ないっちゃ居ないです 赤くん視点 ややシリアス?
赤side 兄弟になっても 生徒会で暴れても ライブをしても どんなときも、どんな世界線でも いつも決まって6人だったのに。 赤「あ、黄くん」 黄「ん?」 赤「アルバム曲、歌詞ファイル入れてあるから」 黄「あぁ。ありがとう」 赤「紫ーく、…」 黄「…?」 赤「んーん、なんでもない」 赤「原さんには言ってある」 黄「そっか、ありがとう」 今俺が生きているのは、 「Here we go」のアルバムの世界線。 すとめもでも、これまでのアルバムにも、俺個人のアルバムにも、はたまたアルバム関係ない、ただの日常にも。 いつも、何度生まれ変わっても出会っていたはずの6人。 何故か今、4人しかいない。 そういえば前に生きた世界では、途中から休止していたような気もするけれど ただ、この世界を生きる俺以外のみんなの記憶には、2人の姿は無いみたい。 ただ口に出さないだけなのか、はたまた本当に覚えていないのか。 青「あ赤くん!」 赤「どしたのめぇめぇ」 青「今度のテレビの打ち合わせ、場所変わったって」 赤「そ?わかった」 青「ん。ねぇわんわん今日ご飯行こ」 赤「俺今日放送〜」 青「その後!」 赤「なら行ける」 青「じゃ後でリンク送る!」 赤「おっけ、ありがと〜!」 赤「桃くん」 桃「どした?」 赤「ハルトレインのダンス、レッスンとリハと来週に追加ってよしながさんが」 桃「まじ?俺全然覚えてねぇんだけど」 赤「うるせぇお前俺よりはできるくせにんな事言うなばーかばーか!!」 桃「口悪ーい♡」 赤「きしょ」 桃「酷」 ピースの揃わない日常なのに、何事もないように世界は進んでいく。 俺だけが、前の世界に置いていかれたみたいに。 そして、揃わないままとうとうツアーが始まった。 何度エゴサしても、どんなに願っても、2人の姿は見えないままで。 アカウントはあるし、確かにこの世界のどこかに存在する証拠だけはあるのにどこにも見当たらない。 赤「次大阪かぁ…」 黄「セクシー救急車みんな大好きじゃん」 桃「そりゃそうだろ」 青「大阪ねぇ…たこ焼き食いてぇ」 赤「大阪と言えば橙くん元気かなぁ…」 青「ん…??」 桃「誰だっけ、凄く大切な人なはずなんだけど」 黄「えーっと、僕のお兄ちゃんだったような…」 赤「あ…いや、なんでもないなんでもない…あはは…w」 そっか、みんな本当に覚えてないんだ。 そうだよね、この世界線では1度もあっていないから。 リアルの俺らの世界では、何度も事務所であっているけど。 みんながみんな、違う世界の記憶を持っている訳では無い。 当たり前なはずなのに、勝手に口が動いてしまった。 もう、慣れていると思ったのに 不意に寂しいと思ってしまった これまで、およそ2年、1度も姿を見せなかったはずの2人。 なのに今、俺の目の前に居る。 あれ…? なんでみんな普通に話しているんだろう。 記憶ないんじゃなかったの? そっか、出会って思い出したんだ。 思い返せば、俺が2人を思い出したきっかけも、この世界線に迷い込んだ橙くんに出会ったことだった。 だからか。俺以外のメンバーはあそこにいなかった。 ねぇ、紫ーくん。 ねぇ、橙くん。 俺寂しかったんだよ。 みんな覚えてないしさ。 ずっとずっと待ってたんだよ。 ねぇ、みんな。 これからは、きっときっと、どんな世界を生きても ずっと6人でいさせてください。