テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

CHE.R.RY

一覧ページ

「CHE.R.RY」のメインビジュアル

CHE.R.RY

1 - CHE.R.RY#1

♥

123

2022年01月27日

シェアするシェアする
報告する

CHE.R.RY

CHE.R.RY/Yui

長山はる

ねぇ、私たちってLINE交換してないよね

勇気を出して聞いてみる

これが私の恋の駆け引きの第一歩

長年LINEを交換していない腐れ縁 そんなあなたに私は

恋をした

朝日が気持ちよく 清々しい朝を迎えたはるは いつもより早く学校へと向かっていた

目的はある人に会うため

好きな人に会うため

長山はる

おはようございます!

学校に近づくと先生達にはるは上機嫌で挨拶をする

先生

おはよう、今日は元気だな

それもそのはず

今日は好きな人がサッカー部で朝練をやってるんだもん

朝練が終わったら話しかけたいんだもん

ヘアセットも上手くいって 朝ごはんも焦げなかった

今日はいい日だと我ながら思う

朝から調子のいい私は ルンルン気分で教室へと向かう

すると、

永瀬廉

あれ?今日早いんや

長山はる

おはよ

長山はる

ちょっとね

永瀬廉

珍し

この人だよ、私が今恋している相手

永瀬廉、

小学生の頃からの腐れ縁ってやつで 家も近い、

なんなら名前の頭文字が「な」だから 番号だって前後、

今までは廉といることもなかったし、一緒になにかするってこともなかった

けど数日前あることがきっかけ で廉に恋心をいだくようになった

ー数日前ー

私は遅刻寸前だった

普段ならしない寝坊をしてしまった、

通学路を必死に走っていたら 隣に自転車が通ってきて速度が緩んだ

ハッとなって横を見ると

永瀬廉

髪ボサボサなってるけど

低めの声で言ってきたこの言葉 私はすごく腹が立った

長山はる

ね、寝坊しちゃったから、

永瀬廉

ふーん、

永瀬廉

じゃあ後ろ乗ってく?

長山はる

え?

廉はクールだと思っていた、 いや、実際クールなんだけど、

学校では冷たいイメージしかなくて、

いきなりすぎてびっくりした、

永瀬廉

遅刻したいん?

長山はる

え、あ、

長山はる

したくない、

永瀬廉

ふっ

永瀬廉

後ろ乗って

自転車を止めて私が乗るのを待ってくれている、

永瀬廉

ちゃんと手回しとかな飛んでくで

そう言うと廉は私の手を自分のお腹に引っ張り自転車を漕ぎ出した

長山はる

はやっ、

見慣れた景色がものすごいスピードで通り過ぎていき あっという間に学校に繋がる道へとでてきた

永瀬廉

着いたで

校門をくぐるとゆっくりとスピードを緩めて自転車を止める

長山はる

ありがと

永瀬廉

一緒に行く?

永瀬廉

先行く?

まさかの言葉が聞こえてきて 私は慌てて返事をする、

長山はる

い、一緒でも、いいよ、

永瀬廉

なんで上からやねんな

吹き出しながら言ってくれるその顔は優しく笑っていて

私も気づいたら笑顔になってた

永瀬廉

ほらさっさと行かなせっかく間に合ったのに遅刻なるやん

そう言うと私の手を引いて走り出した

私はこの時気づいた

廉に、

恋をした、

そして今に至る、

好きになって何日も何百日も経った訳じゃない、

だけど、やっぱり、 近づきたくて

声をかけてみる、

長山はる

ねぇ、私たちってLINE交換してないよね

勇気を出して聞いてみる

これが私の恋の駆け引きの第一歩

永瀬廉

せやな、

長山はる

勉強とか教えて欲しいから、

長山はる

交換しない?

永瀬廉

ええけど

サッとスマホを出して 片手でスマホを操作する

その姿があまりにも美しく感じて、 胸がきゅうって締まって、

見とれていると廉から、

永瀬廉

だしたけど、まだ?

長山はる

あ、ごめん、

少し慌ててQRコードを読み取る、

長山はる

できたよ

永瀬廉

私の恋の第一歩

ちゃんと踏み出せたかな、?

この作品はいかがでしたか?

123

コメント

5

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚