コメント
2件
午後の授業が終わって続々帰っていく生徒たち、
私も家に帰る人達のうち1人、
サッカー部でストレッチしてる廉を横目にして
スタスタと歩いて帰る
そこに1人の男の子が私に駆け寄ってきた
顔は見た事があるけど廉や女の子としか話したことがないから 名前までは分からない、
必死に思いつく名前を顔に当てはめていると、
男の子が話しかけてくる
髙橋海人
長山はる
髙橋海人
いきなり挨拶されても、びっくりする、、 私なにかしちゃったのかな?
長山はる
髙橋海人
長山はる
髙橋海人
そう言うと鞄の中から何かを取り出す
髙橋海人
長山はる
髙橋海人
長山はる
髙橋海人
顔の前で両手を合わせ 顔のパーツをきゅうっと寄せて 言ってくる彼
長山はる
髙橋海人
サッカー部なら今部活中じゃ、??
長山はる
髙橋海人
長山はる
髙橋海人
髙橋海人
髙橋海人
長山はる
髙橋海人
髙橋海人
髙橋海人
長山はる
廉に、、、好きな人、、?
髙橋海人
髙橋海人
長山はる
髙橋海人
髙橋海人
髙橋海人
軽く一礼してぽわぽわと歩いていく彼は不思議だった
長山はる
不思議なサッカー部員、 廉と仲いい人私知らないからなぁ、
知ったのは初めて、
廉に好きな人がいることを知ったのも
また初めてだった、
家に帰った私は 自分の部屋に入った途端
ベッドにダイブする
長山はる
廉に好きな人がいるとか聞いてないよ、
そりゃそうか、
仲良い、、?? とはいえ私たちは所詮腐れ縁の仲
だからお互いが何かを教えることもそんなに多くはなかった、
気になってしまう、
長山はる
ネガティブかつ何を言いたいのか分からない感情が
頭を行ったり来たり
そんな中一つだけ思い出したことがあった
長山はる
長山はる
いや、まだ廉は部活中、
既読もつかないと思うし、 そもそも廉がそんな頻繁に連絡をする人だとは思えない、
連絡しようかしまいか、
かれこれ10分悩んでいた、
とりあえずやっほ〜だけでもいいかな?
いきなり色々聞いてみる?
どうするのが正解なんだろう、
私は恋をすることが中々珍しいから 対応する方法がわからなかった
送る、、べき?
やめとく、べき?
ついにその域まで達してしまったからあたふたしていると
手に持っていたスマホが震える
長山はる
落ち着いた私は真っ暗な画面を見る
また震える
スマホに電源を入れると LINEの通知バーが
相手は、
長山はる
まさかLINEの相手が廉だとは思ってなくて、びっくりしすぎてベッドの上で飛び跳ねてしまった
内容を見ると
永瀬廉
永瀬廉
長山はる
長山はる
永瀬廉
長山はる
永瀬廉
長山はる
長山はる
長山はる
永瀬廉
長山はる
長山はる
永瀬廉
メッセージを自分から送るのを何度も躊躇っていた時に
メッセージをくれた事が嬉しくて
それがちょっとした勇気になって
ついつい普段は使わない絵文字まで使っていた
絵文字はそこまで得意じゃない
けど、好きな人に送るからなのか
明るく思われたい、
会話が楽しいって思って欲しい、
なんてワクワクしちゃってて
そんなワクワクな気持ちのまま 廉の家に向かう
玄関のチャイムを鳴らして 廉が出てくるまで待つ
ガチャ
扉が空いた途端に廉が出てきて
それだけでも頬が緩みそうだった
永瀬廉
長山はる
あまり自分には似合わないであろう 話し方だけど 楽しいから問題は無い
長山はる
髙橋くんから預かった四角い箱を渡す
永瀬廉
長山はる
長山はる
永瀬廉
互いに手を振って 廉が家の中に入ってく、
私は自分の家に体を向けて歩いていく
たったの数分
それだけでも2人だけの時間だったのがすごく嬉しくて
ドキドキして
これが恋なんだぁ
なんて思うと幸せなようで
廉に好きな人がいることをあの時間はしっかり忘れていた
ー次の日ー
長山はる
平山さやか
長山はる
平山さやか
長山はる
平山さやか
平山さやか
長山はる
親友のさやかにどうしてもこの気持ちを伝えたくて
朝っぱらからテンションがいつもよりも高く さやかもびっくりしてたみたい
平山さやか
平山さやか
平山さやか
長山はる
長山はる
平山さやか
お互いにずっと笑いながら登校していた朝だった、