TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

酷く暗いこの教室に、 廊下から1人の男が姿を現した

太宰くん

、、!!

太宰くん

せん、ヒュッせっ

中也

今は喋るな太宰、余計苦しくなるぞ

鈴木先生

な、中原先生、これは違うんです

中也

何が違う、言ってみろ

中原は圧にも感じる表情で、 しかし意外に冷静に、 鈴木先生に質問を問いかける

鈴木先生

これは、、佐藤(葉萌似)達による虐めを
止めていたところなんですよパッ

名前が可哀想そうな葉萌似

うっっっわ嘘やろ

鈴木は嘘をはきながら 太宰にから手を離す

太宰くん

ガクッ

拘束から解放された太宰は、 床に膝と手のひらを付く

乱歩さん

サスサス

江戸川がすかさず太宰の 側に寄り補助する

鈴木先生

佐藤達が早朝にここで太宰くん達を
虐めていたので
僕が止めていた、ということです

名前が可哀想そうな葉萌似

ボソッてか気づいたらうちしかおらんし

乱歩さん

、、、、

中也

、、なら、

中也

何故太宰が動けねえようにしていた?
何故太宰はこんなことになってる

中原は引き続き冷静な返答を出す

鈴木先生

それは、太宰くんが途中で教室から
逃げ出そうとしていたので、
止めた次第です、逃げてばかりでは
将来太宰くんも逃げてばかりの
大人になってしまいますから

鈴木先生

それから今のこの太宰くんですが、、
これはおそらくあまりに突然なことで
混乱しているのでしょうね

乱歩さん

、、はぁ、、

江戸川は嘘を淡々と述べる鈴木先生に 呆れ返っているが、今は中原が 動くべきなのでため息で済ます

中也

、、そうか、なら

中也

これは何だろうなぁ?スッ…

中原はボイスレコーダーを 取り出す

そのボイスレコーダーから 聞こえてきた声は、明らかに 先程の鈴木先生の証言とは 異なるものだった

鈴木先生

、、ぎ、偽装だ、、

中也

偽装じゃねえよ、クソ教師

賢治くん

録画も撮っておきましたよ!

後ろからひょこりと、 中原の私物であるタブレット端末を 持った宮沢が顔を出した

乱歩さん

ナイス賢治くーん!"計画通り"だね〜

鈴木先生

計画通り、、だと、、?

中也

あぁその通りさ

乱歩さん

これであとは学園長に証拠を渡せば、
鈴木先生は解雇だね

鈴木先生

チッ糞がッッッッッッ!!!タッ

鈴木先生

邪魔だ!退けッ!!

賢治くん

わっ

賢治は鈴木先生に手飛ばした 衝撃で壁に肩が当たる

賢治くん

いたたた、、

中也

賢治大丈夫か?一応後で保健室で処置するか?

賢治くん

いえ、大丈夫です!!

宮沢は大丈夫と言わんばかりの ガッツポーズを見せた

中也

太宰、少しは落ち着けたか?

太宰くん

、、んコクッ

太宰は呼吸は落ち着いたものの、 全身汗びっしょりで 微かに体が震えており、 まるでつい先程まで 大雨に打たれていたのかと 思うほどだった

中也

もう大丈夫だぞ、俺も江戸川も、
賢治もいるナデナデ

太宰くん

、、ねぇ、せんせ

中也

何だ?

太宰くん

どう、して、ここにいたの?
録画とかも、、

中也

あぁ、それはな、、

乱歩さん

僕の計画だよ!!

太宰くん

、乱歩、さんの、、?

乱歩さん

聞きたいー?

中也

待て江戸川、まずは保健室に移動するぞ

乱歩さん

、、そうだね〜!
じゃあ保健室にレッツゴー!

太宰、宮沢が登校してくる 20分前

中也

それは本当なのか?!(ガタッ

中原は突然江戸川から聞かされた この後に起こるであろう 虐めの内容を聞いていた

中也

鈴木潰すゴゴゴゴゴゴ

乱歩さん

落ち着いてって、今ここで
感情的になっても意味ない

中也

、あぁ、すまん

江戸川は感情的になる 中原を落ち着かせ、 2人は本題に戻る

乱歩さん

僕はこの後太宰と下駄箱で合流して、
そのまま教室に同行

乱歩さん

教室にはいじめっ子と鈴木先生が
居るはずだけど、僕の立場的に
その場でのあからさまな虐めはしない

乱歩さん

用事を済ませて出る時までに
何も無かったら何よりだけど、
きっと鈴木先生は黙ってない

乱歩さん

太宰、もしかしたら僕にも何らかの
危害を与える

中也

、、そっちの流れは分かったが、
俺はどうすりゃいい

中也

俺も一緒に行っちまうと
太宰が遠慮しそうだが、、

乱歩さん

そう、だから中也先生は
証拠を掴んでもらう

中也

何のだ

乱歩さん

鈴木先生を解雇させる為の証拠ニヤッ

乱歩さん

あとはどのタイミングでどうやって
中也先生を呼ぶかだったけど、、

乱歩さん

幸いにも賢治くんが丁度ここに来て
中也先生に太宰が登校したって
報告をしてくれたおかげで、
全て上手くいった

賢治くん

お手伝いもしました!

宮沢は満足そうに 片手を上にあげる

太宰くん

、そうだったんだ、、

中也

ありがとうなー賢治

太宰くん

、賢治くん、ありがとう

2人が宮沢に感謝する

賢治くん

いえ!太宰さんは大切な人です!
少しでも役に立てなのなら良かったです!

太宰くん

、大切な、人、、

太宰くん

そう、思ってくれてるの?
賢治くんは、僕のこと

賢治くん

はい!

宮沢ははっきりと 答えた

太宰くん

、そっか

太宰はどことなく 嬉しそうな顔をした

中也

ニッ良かったなぁ〜太宰

乱歩さん

太宰が無事なら、
それだけで大成功だね〜

乱歩さん

あ、そういえば賢治くん、飼育当番は?

賢治くん

あ、忘れてました!失礼しました!

宮沢は急ぎめで保健室を出た

乱歩さん

さて、あとはあの鈴木先生と
いじめっ子達だけど、、

中也

勿論いじめっ子らの証拠も捉えてるぞ

乱歩さん

それじゃあ鈴木先生のと
一緒に証拠を学園長に、、、

太宰くん

ぁっ、

2人がこの後の処置の話しをしていると、 太宰が小さく反応した

乱歩さん

、、太宰?

中也

なにかあるか?

太宰くん

ぁっ、ぇ、、と、、、

太宰は先程のこともあるのか、 何時もより意志を出せずにいた その証拠に、声が震えており、 何かに怯えた目をしていた

中也

、、ギュッ

中原は太宰を優しく 包み込むように抱きしめた

中也

怖かったな

太宰くん

、、!

中也

両手を塞がれて、しかも相手は
いくつも年の離れた大人だ、
あの様子だと相当痛かっただろ?

中也

太宰は隠してたけどな、
先生見えちゃってたんだよ、
手首すげえ腫れてた、17ん時の俺だったら
きっと泣いてたな

中原はゆっくりと、優しい声で 太宰に向けて話す

中也

痛かっただけじゃなくて、
怖くて泣いてたかもしれないし、
苦しくて泣いてたかもしれねえ

中也

太宰は、、どうだ?あん時のお前は、
泣いてはいなかったけどよ

中也

今は、、痛むか?

太宰くん

、、、ッッッッッッグッ

太宰は中原の服を手で掴んだ、 手にも顔にも、力が入っていた

太宰くん

、ぅ、、

太宰くん

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!

太宰は大声をあげた、 今までにないほどに

まるで今まで溜めていたものが 沢山出てきたように

太宰くん

怖った、、っっ苦しく、て、息出来なくてっ

太宰くん

息、しようとしても、全然できなくって、っ

太宰くん

痛くてっ、タヒんじゃうのかも、、てっ

中也

そうか、そうだったんだなナデナデ

中也

ありがとうな、良くはきだせたな、
太宰の思ってたこと知れて先生嬉しいぞ

太宰くん

う"あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん"!!!!

乱歩さん

、、、、、

保健室には、しばらく 太宰の叫びの声が響き続けた

太宰くん

、もう、大丈夫

中也

そうか?

しばらくして、太宰はようやく 落ち着いた

太宰くん

、乱歩、さん

乱歩さん

何?

太宰くん

ひとつ、だけ

太宰くん

お願いが、あって、、、

乱歩さん

!!何でも言って!

太宰くん

えっと、、、

治くんは保健室登校らしいです

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

2,554

コメント

29

ユーザー

ハーモニー.....⁉︎........、俺が金やっからいじめんな

ユーザー

スズキ コノヨニ イラナイ 。(((この小説大好きです!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚