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わぁ… 最高です! ありがとうございます…m(_ _)m 最高だぁ…グハッ
15年前
目黒
小さい頃から、
誰にも愛されなかった俺は、
愛情というものに触れず生きてきた。
人にどう接すればいいのか分からず、
友達も恋人もできなかった。
中学の時、初めて恋人ができた。
同じ境遇で育った男だった。
母親から虐待を受けている男。
でも、そいつの母親は金持ちと再婚し、
一気に裕福で幸せな3人家族へ変わった。
そこからだろうか。
あいつの俺への接し方が変わったのは。
一気に、俺のことを除け者にして、
馬鹿にしたような接し方だった。
その頃から、
俺は人を信じられなくなった。
俺が信じられたのは、
俺を育ててくれた兄の辰哉と涼太、
俺に変わらず接してくれた
親友の康二と翔太だった。
今まで告白されたことは何度もあった。
けど、愛し方が分からなかった。
相手が俺の思う気持ちにどう応えるか
俺には、分からなかった。
教師になったのは単純な理由だった。
人と関わって自分を変えたかった。
今までと何か変わるかもしれない。
そう思った。
それだけの理由だった。
ガラガラガラ……
新任教師として初めて担任を持ち、
教室の扉を開けた瞬間、
前から2番目に座る男が目に入った。
ラウール
彼奴は何故か、驚くように俺を見ていた。
村上真都ラウール。
俺は、彼奴に引き込まれた。
一目惚れだった。
ラウール
ラウール
彼奴がこの一言をはなったとたん、
俺の心は嬉しさでいっぱいだった。
張り裂けそうな気持ちを抑えて、
俺は考えた。
今、俺がこの気持ちに応えたとして
俺はどうすればいいのか。
ラウールを愛することなんて、
俺に出来るのか。
俺がコイツと一緒になっても、
俺が迷惑をかけてしまう。
そう思った。
目黒
目黒
それでも俺は
彼奴から離れられなかった。
いつしか俺は、
彼奴を無条件に愛していた。
目黒
目黒
宮舘
目黒
目黒
目黒
目黒
深澤
目黒
深澤
目黒
目黒
宮舘
宮舘
目黒
宮舘
宮舘
目黒
向井
向井
目黒
向井
目黒
向井
向井
向井
目黒
目黒
渡辺
目黒
目黒
目黒
俺は、ラウールと一緒になりたい。