死にたかった俺は。

遺言 「死にたくなったので自殺します。他殺の問題はありません。ただこの世に俺は必要なくて誰にも大切にされてない。そう思ったからです。こんな汚い世界で、こんな汚い俺が生きていても意味がない。死にたい。ちぐが見た時用に」

「ちぐ。いつもありがとう。こんな俺を好きなんて言ってくれて。でも俺…辛くなっちゃった。ごめん、ちぐ。生きてる時はいう気はいう気はなかったけど、本当はちぐのこと好きなんだと思う。でも、俺が死にたいから。早く死にたいから。ちぐに少し冷たく接した。そうじゃないと俺の決心が揺るぎそうだったから。…ごめん、ちぐ。ありがとう。…いつかこの世界が本当の真実に気付けますように。　ぷりっつ。」

…なんの曲だろ。

どうしよう。

…ちぐのこと…俺…好きなのかな…、

って、…俺最近気が付くといつもちぐのこと考えてる…

ちぐのことだけど…

俺…やっぱりちぐのこと好きなのかな…

パクッ

…食べる意味…見つけちゃった。

俺も。生きる意味見つけちゃった。

楽しいってこういう感情なんだ…！

こんな俺を愛してくれるちぐ。

楽しいという感情、食べる意味、生きる意味。

意味や感情をたくさん教えてくれた。

そんなちぐのことを俺はどう思ってるのだろうか。

俺は…俺はっ…どうしよう…そのっ…えっと…

…迷いはするけど、迷っちゃうもん。

だから…今は…もう少しだけ…このままでも…いいかな、なんて。

でも、そんな日々はすぐ終わった。

数か月後

バタンッ

おい…かける…？

おいかけよう！

俺はっ…追いかけても意味はない…

きっと…鬱陶しいと思われるだけ。

そう…追いかけなくていいんだ…

追いかけなくて…

…でもっ

バサッ

読んでくれるかな…？

バンッ