蓮
はぁ…この人生も終わりか……
長かったようで、短かったようで…
長かったようで、短かったようで…
静かに人生を終わろうとしていた蓮
蓮
父さん、母さん、ありがとう
天井から吊るした縄
蓮
さようなら…
すると……
幽霊
お?旅立っちゃうの?
蓮
…え、誰…あんた……
蓮
家に鍵かけてたのに何でいるの?
幽霊
え?君、私が何かわかってる?
蓮
は?わかんないけど……
蓮
てか、あんた身長高く……え?
なんと少女の足は無く、宙に浮いていた
幽霊
やっと気づいた?
私、幽霊なんだよね
私、幽霊なんだよね
蓮
は?なんで…なんでいるんだよ…
幽霊
なんか君が私みたいな姿に
なろうとしてたから来たんだ
なろうとしてたから来たんだ
幽霊
ま、とりあえず降りて降りて
蓮
……
首をかけようとする
幽霊
わっ!ちょ!降りて!早く!
首!首!!
首!首!!
数分後…
幽霊
はぁはぁ…
びっくりした……
びっくりした……
蓮
で…誰?
星羅(幽霊)
私の名前は星羅!
高2です!!よろしくね😆
君は?
高2です!!よろしくね😆
君は?
蓮
俺は蓮…高3です…
星羅(幽霊)
なるほどね~
ねえ、なんで死のうとしてるの?
ねえ、なんで死のうとしてるの?
蓮
…一人だから
星羅(幽霊)
一人?
蓮
うん…家族も友達も俺を裏切ったんだよ
星羅(幽霊)
詳しく言うと?
蓮
元の家族は事故で亡くなって
新しい父さんと母さんができた…
でも俺の事を雑に育てた
新しい父さんと母さんができた…
でも俺の事を雑に育てた
蓮
友達からは「俺は蓮の味方だから」って言ったけど、俺の敵になって味方なんてしてくれなかった…
星羅(幽霊)
そっかぁ~それは辛かったね~
蓮
あと…
星羅(幽霊)
あと?
蓮
俺が好きだった人が亡くなったんだ
星羅(幽霊)
うわあ…
蓮
小学校からの幼馴染みで、
1番仲が良かったんだ…
でも1年前の火災事故で亡くなった…
1番仲が良かったんだ…
でも1年前の火災事故で亡くなった…
星羅(幽霊)
そっかぁ…
そりゃ消えたくなっちゃうね~
そりゃ消えたくなっちゃうね~
蓮
てか、あんたはなんで
俺の所に来たんだ?
俺の所に来たんだ?
星羅(幽霊)
それはね
私、消えてしまおうとしている人を
幸せにさせる、サポート幽霊なの
私、消えてしまおうとしている人を
幸せにさせる、サポート幽霊なの
蓮
サポート幽霊…
星羅(幽霊)
そう!それで君が消えようとしてたから
上の人から言われて、ここに来たの
上の人から言われて、ここに来たの
蓮
ふーん…
(俺、なんで幽霊が見えて話せるんだ?)
(俺、なんで幽霊が見えて話せるんだ?)
星羅(幽霊)
それは君の霊感が強いからとかじゃ?
蓮
え、なんでわかったんだ?
星羅(幽霊)
そりゃあ幽霊ですから!
蓮
へー(棒)
星羅(幽霊)
まあ!私は君のサポートをしていくので
これからよろしくお願いします!
これからよろしくお願いします!
蓮
よろしくお願いします(棒)
星羅(幽霊)
適当に返さないでください!