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灘
...情報によると、いなくなった生徒は全員高校生とだけが共通点...これじゃあ捜査の使用がねぇな
松坂
ですね。ただ、これほどの人数を誘拐するには、それほど大きい監禁場所が必要です
灘
ってなると...どこだ？
松坂
...人目がつかない場所の...廃墟のホテルや病院とかですかね...
灘
それだけじゃ、我々の残りの人生を使っても間に合いませんな
松坂
...はい...
松坂
ただ、もう手当たり次第に探っていくしかないかもしれませんよ
灘
...そもそも...
松坂
...？どうかしましたか
灘
生存者が確認できていない時点で犯人は...いや、複数と見るべきですな...奴らは相当大きな規模の誘拐組織です。探っていけば誘拐犯人にたどり着く可能性はあるんかとは思います
松坂
確かに...考えましょう
松坂
我々が犯人ならば...どうやって誘拐するか...
灘
...人目がつかない路地裏とか...
灘
いずれにしても、奴らの行動から特定はできそうです
松坂
...分かりました
こうして二人の刑事は高校生が帰宅する時間辺りまで待機した
松坂
...この辺りですかね...？
灘
えぇ...あ、高校生っす
見ると一人の男子生徒が歩いてくる
松坂
...
灘
...
男子生徒は何事もなかったように歩いていった
松坂
辛抱です。灘さん
灘
...分かってますよ警部
５時間後
一人の男子生徒が歩いてきた
松坂
人目がつかない路地裏...流石にピンポイントじゃあ無理か...
灘
...警部...一度本部へ戻りましょうか
松坂
...そうしましょうか
そう言うと二人は去っていった
難波
......はぁ、また赤点...どうしよう...
すると男子生徒の方向に黒いワゴン車が向かってきた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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