障害雪男と近畿兄さん

ごっつ広いリビングやけど。 ほんまに施設かここは。

……翔太のこと心配しとるんやろな。 この子、距離近なったらちゃんと仲良うしてくれると思うし。

…翔太もなんやろな。

いきなり喋ってそれかお前は。 まあ、俺も光一も人見知りやし、 光一そんなに喋らんからしゃーないけど…

うわこいつ俺頼りよった 自分から言ったくせに。

その時初めて翔太がなつっこく笑った

この子達の絆は、切っても切れないんやな。

そういえば、来た時おっきな庭があってビックリした記憶あるわ。 みんなと会う緊張で忘れとった。

俺の精神が弱い、という言葉に 少し顔が動いていたが、 空気を読んだのか翔太は何も言わなかった。

その後、涼太の作ったご飯が 思っていた以上の美味しさで 光一と翔太が同じ反応をしていたのは別の話