ヌッッシ
ヌッッシ
ヌッッシ
ヌッッシ
ヌッッシ
ヌッッシ
※注意事項はプロフィールに書いてあります ※確認お願いします
※年齢操作有
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𝐿𝑒𝑡'𝑠 𝐺𝑜!!!!
ウチは元々体が弱かった
小さい頃からよく熱出して 8歳の時に心臓病って診断された
それから7年、心臓病の治療に専念して何とか完治した
でも、未だに体は弱いまま
そして...
今日も寝室
この生活が変わってほしい
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毎日恨むこの体
走るどころか、歩くことさえきつい日だって月に何回かはある
普通のからだで生まれたかった
🐤<ゆ〜う〜ご飯食べるよ〜
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今日は少しふらっとするくらいで普段より軽症なほう
そういう日はなるべく家族と過ごすことが多い
たまぁ〜に学校行って保健室での勉強とかしたりする
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こうやって毎朝ウチだけこういう会話がある
その代わり、下2人がいつも寂しがっている
ウチを心配してくれるんは嬉しいけど💎🍣の2人にも構ってあげて欲しい
特別扱いされるのホンマに嫌いやし
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そしていつも最初に家を出るのはパパ
いつもこの家の大黒柱として頑張ってくれている
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いつもウチのせいで我慢せなあかんのやからこれくらいはしてやりたい
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今日は久々の登校
みんなに久々に会える
そして、今日はそのお陰で気分が少しいい
毎日学校に行けたらな 何て、今のウチには到底叶わない夢を願う
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過保護なとこ多めやけど
けど、この後、あんなとこが起こるとは思わず
ウチらは呑気に過ごしていた
モブ「ねぇねぇ悠ちゃん!」
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モブ「いや、久々に声聞けたから!」
モブ「嬉しいよね!」
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このクラスは周りから見たら優しいクラスって思うやろ?
確かに、優しいで 助かってる部分も多々ある
けどな、"特別扱い"みたいでちょっと嫌なんよ
体が弱いから、病人やから
やから、特別扱いが許される
そういうの、ホンマに嫌いなんよ
体が弱い、病人、けど、 ウチもみんなと同じ人間
平等に接してほしい
ウチの座右の銘が 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
になるくらい
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その場の雰囲気が嫌だったから それに逃げたかったから そう言い訳してウチはトイレへ
走ってしまった
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やってしまった
苦しい
今頭に浮かぶのはそれだけだった
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取り敢えず保健室に向かいたい
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そうしてウチは重く持ち上げるのがしんどい体を無理やり動かして廊下に出た
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誰か助けてほしい
そう思った時
彼が来てくれた
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そう言って彼はウチの額に手を当てる
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そう言って彼が行なった行為は
姫抱き
いや、!? なんで急に!?ってめっちゃ混乱しているウチがいる
いや、もう隠せてないか
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そう言って淡々と足を進める それもめっちゃ真顔で
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いや、あんたのせいやで?って思わずツッコミそうだったが
そんなにツッコミを入れるほどの元気がないため何も言わない
時々周りの視線を浴びながら有栖くんに抱かれたまま保健室に向かった
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保健室に来て先生がおらんかったから有栖くんが面倒見てくれることになった
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そう言って彼はウチの背中を優しくさすってくれた
そのままウチは睡魔に負けたんやろな
いつの間にか
家におったんはええよ?
でも何で、何で!!
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母さん何してんねん!!って言いたいところだが
生憎声がというか、喉が痛いくあんま喋れんため大人しくすることに...
<ガチャ
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ピピピピッピピピピ
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そのまま2人の圧に負けてウチは瞼を閉じ、夢の中へ沈んだ
目を覚ましたのは次の日だった
息が苦しく咳が止まらないため目が覚めた
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そしてベッドから落ちた
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部屋の外から足音が聞こえる
きっと母と父だろう
その予想は的中した
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そう言いながらウチの背中をさする
こっちにふたりが来たということは下2人は今、孤独だということ
また、いつものように寂しい思いをさせてしまう
またやってしまった
もう、これ以上辛い思いをさせたくないのに
弟のないこは染まりやすい性格
小さい頃から親の愛を受けてないため素っ気ない性格になってしまった
1つ下の妹、ほとけはいつでも笑顔を絶やさないようにしていた
でも、結局裏では辛そうな顔をしている
もっと、2人のことも見てやって欲しい
なのに...
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なのに親は、全く気づいてくれない
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ウチは1人になりたくて嘘をつき、部屋を出た
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少し重めな体を進ませ、ふたりのいるリビングの前に来た
そして少しだけ、ほんの少しだけドアを開けた
※💎🍣の会話はリビングで、🦁の声は聞こえてません
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そう思っても何も出来ない
だって、ウチが全ての元凶なんやもん
何か出来たところでウチが治らん限り何も変わらん
やっぱり
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そう口にした時
ないこがそう言いながら近づいてきた
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そう思い、体に負担がかからないぐらいでなるべく早めに階段を上がった
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部屋に戻り母さんと父さんに話すことにした
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言い切った
でも、母さんも父さんも多分分かってくれない
そう思い、ウチは家を出た
2人が寂しそうにするのが嫌だったから
ずっと我慢させたくなかったから
ウチのせいで2人の幸せを奪いたくなかったから
やから
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その言葉を聞くことは無かった
ウチはそのまま行く宛てなんかなく熱も上がってきたため
その場に座り込んだ
季節が春と言えど、既に昼頃を回っており、とても暑い
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まずい 今にも意識が飛びそうや
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そこでウチの意識は途絶えた
次に目を覚ましたのは自分の部屋ではなかった
でも何故か、ベッドに居た
ここは何処や
ウチは何でこんなとこにおるんや
そんなことを思っていた時
<ガチャ
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有栖くんの家にいた
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夜
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正直怖い
親に何も言わずに心配かけるようなことをして
ほんまはどないしたらええんやろうか
有栖くんを連れて行く? いや、あんま迷惑かけたくない
じゃあ一人で行く? そしたらなんて言われるか
そう考えていると
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何で彼はなんでもお見通しなん?
何でウチにそんな優しいん?
彼のその優しさは特別扱いとは違う 病人としてやなくて、一人の人間として見てくれてる
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そういえば有栖くんの親は何処なんやろという疑問を今頃持つ
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意外やった
彼にそんな過去があったとは
普段穏やかな彼が ええよ出てったるわぁ!! なんて...
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怖がってるウチをそう言って守ってくれる
彼の輝かしいその顔、体を見てウチは有栖くんから目が離せなくなった
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<ピーンポーン
彼がインターホンを押す
<...はーい...〜...
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さらに強く彼の服を掴む
声的にウチの母親
母さんは怒ったら怖いから結構ビビる
すると
<ガチャ
ドアが開いた
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その声は少し低かった でも
まるで泣いたかのような、鼻声だった
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顔を見ることが出来ん
気まずいもん
このまま有栖くんと離れるんかな...
なんて思っていたら
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そういった
正直母さんは家に返すかと思った
ちょっとウチのこと考えてくれたんかな
と思いながら家に入る
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この空気が嫌
今にも逃げ出したい
ウチが引き起こしたというのは分かってる
どないしたらええんやろ…
そう考えていた時
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ふたりが謝ってくれた ウチの方が悪いのに
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彼のお陰で、彼が背中を押してくれたおかげで仲直り出来た
ほんまにありがとう
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❦ℯꫛᎴ❧
思ってたんと違う
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