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嗚呼、キラが言ったとおりフランちゃんは血走った目をしていた。

鬼ヤバ、怖い

殺されるかもしれない

でもフランちゃんはやりたくてやってないはずだ。

だから戻ったときはマブダチになれるかもしれない

だから怖がらない

優しい女の子だと思うから

魂魄 妖夢

キラ、零…怖い?

キラ

えっ、いや…えっと

魂魄 妖夢

私は怖いよ。

妖夢ちゃん…

魂魄 妖夢

でもね、いくら相手が強かろうと

フランドールスカーレット

まぁ、いいや

魂魄 妖夢

例え自分じゃ敵わないと分かっていても

フランドールスカーレット

それじゃあ

魂魄 妖夢

…私は

フランドールスカーレット

死ねぇ!!

フランちゃんは狂気の笑みを向け妖夢ちゃんの方へと走ってくる

キラ

妖夢!!

妖夢、ちゃんッ

魂魄 妖夢

仲間を守りたい!

フランちゃんの攻撃を妖夢ちゃんが受け止めた。

嗚呼、格好いいな。

魂魄 妖夢

此処からは私が相手よ…

フランドールスカーレット

くっくっくっ、いいね。

フランドールスカーレット

そうこなくっちゃ

キラ

妖夢の言うとおりに動こう

…そうだね

キラ

心配か?

ううん、信じてるよ。妖夢ちゃんは負けないって

心配かもしれない

でも、絶体勝つ

魂魄 妖夢

もしも霊夢と魔理沙がやられて私がフランと一対一になったら

魂魄 妖夢

キラと零は二人を安全な場所に移して

キラ

分かった

任セロリ

任セロリって古いかな。

まぁ、可愛いからオールオッケー

キラ

よし…

私とキラは走って霊夢ちゃんとまりちゃんの元に向かった。

博麗 霊夢

妖夢…

霊夢ちゃんッ

キラ

此処から離れるぞ

博麗 霊夢

私は大丈夫よ

キラ

でも、血が…

まさか、もしかして…

博麗 霊夢

これは私の血じゃなくて

博麗 霊夢

魔理沙の血なのよ

ッ、その量の血は…

予想が当たってしまった

こんだけの血を流しているならまりちゃんの命が危ない

本当に大量出血で死んでしまう

博麗 霊夢

零、キラ…魔理沙を頼んだわよ

キラ

任せとけ

…どーか、霊夢ちゃん無理はしないで

博麗 霊夢

…約束は出来ないかもね

博麗 霊夢

魔理沙、絶体に死ぬんじゃないわよ!!

霧雨 魔理沙

このまりちゃんがこの程度で死ぬわけないんだぜ

痛いのに霊夢ちゃんに心配かけないように大丈夫な振りして…

無理しないで欲しい。

博麗 霊夢

約束よ!

霊夢ちゃんはそう言うと妖夢ちゃんの元に向かった。

私も、戦えれば良かったな

キラ

魔理沙、しっかり掴んでろよ

まりちゃん、絶体に意識飛ばしちゃ駄目だかんねッ

意識だけは駄目

意識を飛ばしたらもう戻って来れなくなる

生死の狭間とかじゃない

本当の死に向かってしまう

戦いの場から離れた。

少しの後悔を残して

魂魄 妖夢

フランってこんなに強かったっけ??

フランドールスカーレット

ほら、まだまだ行くよ

攻撃

防御

それが続き

魂魄 妖夢

でも、私は負けるわけにはいかない!

博麗 霊夢

妖夢ありがと、助かったわ

魂魄 妖夢

やっぱり霊夢は無事だったんだね

博麗 霊夢

気付いていたのね

魂魄 妖夢

長い付き合いだからね

魂魄 妖夢

負けるはずないと思ってたよ

博麗 霊夢

でも、魔理沙がやられたのは確かよ

博麗 霊夢

気は抜けないわ

フランドールスカーレット

ごちゃごちゃ五月蝿いよ

爆発音

刀がすれる音

戦いの中で沢山の音が響いていく

博麗 霊夢

少しでも動きを封じることが出来れば

フランドールスカーレット

さっさと楽になればいいのに

魂魄 妖夢

霊夢、またフランの攻撃が来るよ

博麗 霊夢

くッ、やっぱりスペルを唱える隙を狙うしか無いわね

フランドールスカーレット

スペルカード発動

博麗 霊夢

此処だ!

フランドールスカーレット

霊夢はほんとに騙されやすいね

博麗 霊夢

スペルを唱えていない!?

博麗 霊夢

またダミーだったの?

霊夢は騙されてしまい

一つの爆発音が響いた

博麗 霊夢

ぐ…

霊夢は攻撃を受けてしまった

魂魄 妖夢

霊夢!

博麗 霊夢

妖夢!後ろ!

フランドールスカーレット

ほんとにお前ら余所見するよな

フランドールは妖夢を掴み

魂魄 妖夢

くッ、離せ!

フランドールスカーレット

もう、刀を振り回すことが出来ないようにしてあげる

ごきっと…鳴ってはいけない音がした。

悲鳴が響いた。

フランドールスカーレット

あはは、ッ

悲鳴と狂気染みた笑い声が響く

博麗 霊夢

妖夢ッ!!

妖夢は必死にフランに抵抗をする

フランドールスカーレット

まだそんな力あったんだ

フランドールスカーレット

両腕折っとけば良かったかな?

魂魄 妖夢

うぁ、ぁ…痛い…

まりちゃん、まりちゃんッ!!

キラ

魔理沙、しっかりしろ

霧雨 魔理沙

さ、寒い…

大量に出血しているからだ。

傷口がいっぱいありすぎて押さえられない

どうすれば…

霧雨 魔理沙

もう、私…駄目かもだぜ。

キラ

はっ?な、なに言ってんだよ…

まりちゃん、ッ

霧雨 魔理沙

短い間だったけど、ありがとな。

霧雨 魔理沙

キラ、零

最後みたいな言い方辞めてよ

キラ

お、おい、冗談だろ…

霧雨 魔理沙

ごめん、霊夢…

霧雨 魔理沙

私、約束…守れそうに、ないん、だぜ…

まりちゃんの声が途切れ途切れになってくる

どうすれば

どうすればッ

キラがスライムのようなものを倒したとき感じた気配は?

真犯人のような人が姿を隠せていた理由は?

霊夢ちゃんは透明な壁を張れた理由は?

高い空から傷一つ無しに着地できた理由は?

ッ、ぁ…

霧雨 魔理沙

き、キラ、零…お前ら…

キラの周りは黄色く光り

私の周りは精霊のような木霊が飛んでいた。

キラ

なにこれ?どうなってんの?

え、映えそう過ぎ…

霧雨 魔理沙

傷が、癒えていく!

夢のようにまりちゃんの傷が癒えている

これが、能力…?

まりちゃん、傷が…

霧雨 魔理沙

キラ、零…お前らのか力だぜ!

キラ

俺の、力…?

あたしの…

能力か…

現実味のない人生。

エセギャルは幻想郷へ。

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