イントロダクション

霊夢は満面の笑みで魔理沙に問いかけた

その顔はまるでヤンデレのようだ

魔理沙は何も返事を返さなかった

そのかわり、微かな寝息だけが聞こえる

魔理沙の顔は今すぐ逝きたいと言わんばかりの顔をしていた

あ、あれれ、、？

私の愛が重すぎたのかしら

魔理沙を嫌がらせたのかしら

魔理沙を傷つけてしまったのかしら

大切な…魔理沙

魔理沙が傷ついたなら本末転倒よね

顔を歪めて泣いていたし、、

もしかして私

嫌われた？

……最低だね私

愛する人を傷つけてまで私の愛を一方的に押し付けたもの

それに、私って歪んでいたわね

客観的に見てみたら相当ヤバいわ

こんなの誰でも嫌だよね…

霊夢はいつのまにか泣いていた

あああああああっ！！！

バカバカバカバカバカ！！！

私が憎たらしい！！

最低すぎる、、

気持ち悪すぎる！

私、、

親友失格だ、、

いや

人間失格だ

霊夢は魔理沙と少し距離をおいた

そしておもいっきり泣いた

絶対嫌われた

魔理沙に嫌われた、、はず

そうだよね

嫌われて当然だよね

何で泣いているんだろう

当たり前のはずなのに

あはっ

ごめんね魔理沙

私のせいで人生ぐしゃぐしゃだよね

……私はもう魔理沙とは関わらない

決めた、これも魔理沙のため

霊夢は涙を拭き、立ち上がった

ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗｯ

ｶﾞｼｬﾝ

ｶﾞﾁｯｶﾞﾁｯ

ｶﾗﾝｯ

ｶﾁｯ

魔理沙は気持ちよさそうに寝ている

魔理沙はまだ起きそうにない

魔理沙の家は暖かかった

毛布をそっとかけた

霊夢は魔理沙を撫でようとうでを伸ばした

ﾊﾞﾀﾝ

霊夢はドアを開け、出ていった

魔理沙はまだ寝ている