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かりん
こんな夜遅くに、誰だろう
蘭
雨大丈夫だった?
蘭
俺、心配だったから。
かりん
え、?
かりん
あいつ、なんで、?
かりん
どうやって番号を知ったのよ
返信をすることなく、画面を消す
かりん
うざい…
かりん
心配だったって、一体なんのつもりで
翌日、昼過ぎ
蘭
おーい!かりん!
かりん
あんた、なんでここに
蘭
偶然じゃなくて、探してたんだよ
蘭
昨日、連絡したの見た?
かりん
見たけど、返してない
蘭
俺、負けず嫌いなんだよね
蘭
だからまた逢いに来た
かりん
本当にしつこいわね
蘭
しつこいけど、別に悪いことしてる訳じゃないし
かりん
そんないいわけ通用すると思ってる?
蘭
でもさ、前から気になってたんだよ
蘭
かりんが俺に冷たい理由
かりん
冷たい理由って、なによ
蘭
まあ、あれだろ?
蘭
昔の俺が嫌だったんだろ
かりん
忘れたわよ、そんなこと
かりん
あんたに興味もないし
蘭
それ、嘘だよ
蘭
まあでも、少しずつ
蘭
俺に興味持たせてみるからさ
かりん
別に、何も期待してない
蘭
そう?
蘭
でも、そんな冷たい君がどんなふうに変わるのか見てみたいんだよ
かりん
うるさい、
かりん
そんなのどうだっていい
蘭
じゃあ、またな
蘭
次、どうするかは、俺が決める