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... ...... ......いた...い...
ころん
ころんくんの声が聞こえて 重たいまぶたをゆっくり開ける。 ころんくんは無事だったみたいで、 私を抱き抱えて 必死に私の名前を呼んでいる。 無事で、本当に良かった...... ...あれ、おかしいな。 視界がぼやけてよく見えない...? でもころんくんが泣いてることは分かる。 私の頬にころんくんの涙が落ちて、 流れていくから。 その涙を拭いてあげたくて 腕をあげようとするけれど、 腕に一切力が入らず、 ピクリともしない。 ...あぁ、私、 ......死んじゃうんだ。 それなら最期くらい、言ってもいいよね。