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破壊の異能といじめられっ子[完]

第15話 - 破壊の異能力といじめられっ子

373

2021年12月11日

#文スト

#夢小説

時雨︎⋆̩☂︎*̣̩カッチーン

ここに閉じ込められて2日たった。

たまに中也さんが来る程度で、それ以外何も無かった

望月菫

一体いつまで ...

芥川龍之介

居たか。

望月菫

あなたは...

望月菫

誘拐された時にいた...

芥川龍之介

如何にも。

芥川龍之介

僕の名は芥川龍之介。

芥川龍之介

お前が拉致された理由は知っているだろう

望月菫

...私の異能力。

芥川龍之介

然り

芥川龍之介

これからボスが来る。今一度我らポートマフィアにその異能を使うか考えておくことだ

望月菫

そんな事言われても...

望月菫

私の居場所は...

｢探偵社なんだ＿＿＿｣

国木田独歩

太宰！大変だ！

太宰治

どうしたんだい？国木田ママ。

国木田独歩

誰が国木田ママだ！！

国木田独歩

巫山戯ている場合ではない！

国木田独歩

唯一菫を見つけれる乱歩さんが...

国木田独歩

行方不明になった

太宰治

！

中島敦

うそでしょう！？

国木田独歩

...事実だ

国木田独歩

出張先で突如消えたらしい。

太宰治

...なるほど。先手を打たれたね。

中島敦

真逆...！

太宰治

嗚呼。ポートマフィアに一杯喰わされたんだよ

国木田独歩

ｯｯ...！

泉鏡花

...乱歩さんが居なかったら、菫のいる場所を探すのは出来無いに等しいと思う。

太宰治

そうだね。奴等の拠点を割り出すのは至難の業だ

国木田独歩

クッソ...ならどうしたら...！

菫がいるところとは別に...

江戸川乱歩

ねえ。いつまで僕をここに監禁しておく気？素敵帽子くん

中原中也

あ゛？！

中原中也

...手前に今探偵社に戻られると非常にめんどくせえからだよ

江戸川乱歩

ふーん。

江戸川乱歩

というか、僕の眼鏡は？

中原中也

念の為だ

江戸川乱歩

あれは僕が社長から貰った大切な眼鏡なんだ。返して

中原中也

莫迦か手前は。

中原中也

異能力発動条件のメガネを渡すわけねえだろ

江戸川乱歩

え〜。

江戸川乱歩

そんなに菫の異能力が欲しいのかい？

中原中也

は？手前なんでそのことを...！まだ菫のことは聞いてねえはず

江戸川乱歩

超推理使わなくてもわかるよそんなこと。

江戸川乱歩

それとも推理小説のひとつも解けない君には分からなかったかい？

中原中也

あぁ？手前

中原中也

殺されてぇのか？

江戸川乱歩

僕は痛いのは嫌だよ？

中原中也

チッ...

同時刻...

望月菫

ｯｯ...はぁ、

望月菫

どうやってもこの手錠が外せない...

｢無駄な抵抗はやめたまえよ｣

望月菫

...？

森鴎外

やあ。初めましてだね

森鴎外

わたしはポートマフィアのボス、森鴎外だよ。

望月菫

！

望月菫

そう...あなたが...

森鴎外

こんな乱暴な方法で招いてしまってすまないね

森鴎外

ここに連れてくる時に君に暴れられても困るからね。

望月菫

...で、要件は、？あなたの口から直接聞きたい。

森鴎外

...

森鴎外

部下から聞いていると思うが、君の異能力はとても危険なものと同時に、破壊系の異能力で最恐の異能力だ。

森鴎外

私はその異能力が欲しくてね。

森鴎外

君ならすぐにポートマフィアの幹部になれてもおかしくな＿＿＿

望月菫

嫌です。

望月菫

この異能力を貴方達は何に使うかなんて私には知りません。知りたくありません

望月菫

でも、これだけは言えます。私は何をされようとこの力をあなた達に使うことはありません

森鴎外

...なるほどね。

森鴎外

大切な者を壊すのが恐いと。

望月菫

！

望月菫

...そうです。

望月菫

もう誰一人だって、壊したくない

森鴎外

...懐かしいね

望月菫

、？

森鴎外

昔、同じようなことを言う暗殺部隊の者がいてね。

森鴎外

その子の異能は殺戮の異能。

森鴎外

その子とそっくりだ。君は

望月菫

...

森鴎外

｢もうこれ以上、一人だって殺したくない｣いつもこう言っていた

森鴎外

だから私もこう言った。

森鴎外

｢君の生きる価値は人を殺し続けることだ｣とね。

望月菫

ｯｯ！

森鴎外

君も同じだ。

森鴎外

君のことを想ってくれる人なんて誰もいないだろう？

望月菫

違う！

望月菫

探偵社の皆は、私を社員の一員として認めてくれた！

望月菫

優しかった！

望月菫

温かみを感じた！

森鴎外

それはどうかな？

望月菫

はっ...？

森鴎外

もし君が、異能力を暴発させたら？

森鴎外

君のせいで探偵社が壊れたら？

望月菫

！

森鴎外

君のことが大好きな人を、自分の手で壊したら？

森鴎外

昔、

森鴎外

母親を壊した時のように

望月菫

ｯｯ！

森鴎外

わかるかい？

森鴎外

君の周りにいれば、大切なものすらも壊れる。

森鴎外

だから私はここに招いたのだよ。

森鴎外

ここでなら幾らでも暴れられる。

森鴎外

君は大切な人を壊さなくて済む。

望月菫

それはｯｯ...

｢嗚呼。そうよ。私｣

｢太宰たちを壊したらどうするの？｣

望月菫

((い、嫌ｯ))

｢でしょう？自分から離れることも時には大切なの。｣

｢だからあとは私に任せて。｣

｢だから、｣

｢体借りるよ？私♡｣

破壊の異能といじめられっ子[完]

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