ジンロウゲーム　ー裏切りの部屋ー

…にしても俺、どうなっちゃうんだろ…

勘だけど、俺らの巻き込まれたこれは、普通の人狼とは何か違う気がするんだ。

やっぱり、佐久間さんは元気でいなくちゃだよね！

切込隊長の俺がビクビクしてたら、みんなも不安になっちゃうし！

アイツ、相変わらずうるせぇな…

そんな軽々しく『明日も』なんてよく言えるよ、さっき処刑された癖に。

まあいっか、どうせすぐ＿＿＿だし。

処刑された以上、ここにお前の居場所はないんだよ。

なあ？佐久間大介。

あれ、ここは……？

……あぁそっか。俺達、人狼ゲームに参加してたんだっけ。

コンコン…

ガチャ

……は、？

おかしい、おかしいよ！『＿＿』は俺を殺そうとしてくるような奴じゃ……！

なんで!?俺の知ってる『＿＿』は、メンバーにあんな冷たい目を向ける訳ないのに！

嘘だよ…だって『＿＿』は、『＿＿』は……っ！

神様は、なんでこうも残酷な現実を突きつけてくるんだ…？

俺らは…Snow Manは…まだまだこれからなのに…！

『＿＿』は、俺の心臓にナイフを突き刺した。

だんだんと意識が遠のいていく。

俺は声も出さず、ただただ静かに、目を閉じた。

幻覚か、はたまた現実なのか…

俺が最期に見たのは、大粒の涙で頬を濡らす…『＿＿』の姿だった。

処刑者1人目：佐久間大介