もう、魔法学園に入学してから1年がたち、試験を受けたエレナ達、7班。
アスア
人は……まだ私達が早く来ただけかしら?
ライアント
誰もいない。遅…
8人はそれぞれ部屋の周りを見渡すと、 奥から扉が開いて…足音が響き渡る。
蘭華
誰か来る……
ヴィクト
そう警戒するなよ蘭華。
誤って担任を殺めるとかやめろぉ?
誤って担任を殺めるとかやめろぉ?
蘭華
先生であったか。ならもっと早く姿を見せれば良かったものを……
ヴィクト
ま、全員来たし、授業始めるか。
ノア
全員……?
ヴィクト
おん。全員。
エレナ
あれ…?確か、クラスって50人程度居た気が……
ヴィクト
そうだが、試験で脱落するやつは必ず居るしな。
アフィリア
……50分の42人が脱落したってこと?
ヴィクト
え?そう聞こえなかった?
ヴィクト
悪ぃ悪ぃ。ちゃんと説明は大事だな。
アスア
……いえ。説明せずとも理解しました。授業を始めましょう
エレナ
(え……)
ヴィクト
ふむ…なら始めよう。
ヴィクト
まず、魔法には『色』がある。
ヴィクト
俺は赤色の魔法を使うが…君らは何色か確かめて見よう。
アスア
私も赤です。
ライアント
私はオレンジ
ヴィクト
橙色な。
蘭華
私は緑である!
リリア
黄色
リィラ
紫でーす
ヴィクト
(どう考えてもヴィルトと似つかないな……)
アフィリア
水色だよ。
ノア
青色…です。
リリア
黄色だよ。確かね
エレナ
い、色って……判断するのにどーすれば……?
ヴィクト
あ?あぁ。じゃあ7つの水晶をそれぞれ触ってみればいい。
ヴィクト
(結果は知っているがな。)
エレナ
(赤から……)
赤い水晶を触ると光り出す。
アスア
じゃあ貴方は赤色……
ヴィクト
全部触れてみろ。
アスア
え……?
エレナ
分かりました。
そして残り6つも全て触れて水晶は全て光り輝く……
ライアント
ん……全部の色が光った……
ヴィクト
(十中八九、『王の素質』がある。)
ヴィクト
おめでとう。エレナ・イングランド。
三千年の時を超え、『虹色』を扱う魔法使いが誕生した。
三千年の時を超え、『虹色』を扱う魔法使いが誕生した。
アスア
それって…虹の王…
ヴィクト
さぁ、やろうぜお前ら。
ゾロゾロと後ろから人が現れてくる
ライアント
……何をするの?
ヴィクト
あ?そうだなぁ…なんて言えばいいか……
ヴィクト
三千年の止まった歴史を動かせ……いや…違うな……
エレナ
どういう事なのか…わからないですよ…
エレナの声を聞き入れず悩み、悩んでいる。
ヴィクト
あぁ!こう言えばいいかエレナ!
エレナ
は、はい?
ヴィクト
お前が探していたものだ。
『7つの秘宝』 今度はお前らが 伝説となれ!