/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
Re:
なぁ、
末吉かき
どした
Re:
違うお前じゃない
ヌエ
僕ですか？
Re:
うん
ヌエ
なんでしょうか
Re:
てかどっちでも良いんだけど、お前らどうやって生活してるの？
アイ
森の方まで出かけて、ちょっと散策する
アイ
それでやったり、お城から貰ってなんとか
Re:
…俺らのとこだとさ、魔族って邪悪で
Re:
魔王がその邪悪の根源って言われてるんだけど
ヌエ
なっ
アイ
なんですかそんなバカな話！
Re:
え、ごめん
アイ
あ、いえ…
ヌエ
魔王様は、とても優しい方です
ヌエ
…今の方は、ですけど
Re:
どんな奴なの？
ヌエ
…僕達の闇に、光として現れました
Re:
聞かせて
ヌエ
…昔話になりますよ
小さい頃から両親がおらず、魔族と獣人族に迫害を受けていました
僕達は種族の違う双子ですから、当たり前と言えば当たり前でした
僕達は食料を自力で取らないと2人で生きれませんでしたから、死に物狂いで生きていました
そうやってギリギリの命を繋いでたある日でした
瘴気が周辺の植物を全て枯らしていきました
僕達もとても苦しいものですから、近くのお城に入りました
まさか魔王様がいるとは思いませんでしたから
魔王様
君達、どうしたの？
ヌエ
…ええと、
魔王様
瘴気が落ち着くまではここにいていいよ
魔族
え、いいの？
魔王様
まぁ外出しても生きれないだろうし
アイ
…これ、瘴気って言うの？
魔王様
うーん、適当につけただけの名前だから
魔王様
とりあえずちょっとここにいな、ご飯いる？
アイ
今はいい
魔王様
はいはい
そうして1週間ほど経ってから城を出ました
魔王様は「怖い」なんかじゃないんです
すごく優しい方なんです
人間とも魔族とも、獣人族とも変わらない
ヌエ
あなた方と同じ、1つの命なんです
Re:
………
ｻﾞｯ､
ヌエ
あの城です、ここからは瘴気に特に気をつけてくださいね
末吉かき
ありがとう
アイ
…魔王様を、救ってください
アイ
お願いします
Re:
…うん、
Re:
頑張るよ
Re:
ねぇ末吉、
末吉かき
何？
Re:
俺の兄ちゃんって、生きてると思う？
末吉かき
さぁ…
Re:
こんな苦しい環境の中で生きてるとは思えないんだけど、影響素で受けてるなら尚更
末吉かき
んーまぁ…希望は無いけど可能性はあるから
末吉かき
その限りは一応探そうぜ
Re:
うん
待ってよお兄ちゃん！
ば〜い
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
