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【教室】

こはる

犬芝こはる、
4月生まれのB型
です!

こはる

得意な科目は国語、
苦手な科目は物理、
中学ではバスケ部
でした

こはる

よろしくお願い
します!

桜がほころび始める四月。

新入学した一年生の私は、 クラスの皆の前で 自己紹介をしていた。

パチパチパチ。 クラスメイトが拍手をして、 私は お辞儀したのち 席に着く。

こはる

(ようやく私も
高校生、 そして、
もうすぐ16歳!)

私には新たに始まる 高校生活よりも、もっと 心躍らせることがある。

こはる

(やっと……やっと)

こはる

(やっと、
お兄ちゃんとの
約束を果たせる
——……!)

【自宅】

こはる

ただいまぁ!

こはる

ママ、
お兄ちゃんは?

私が帰宅するなり 尋ねたのは、 我が家に下宿している 佑一郎お兄ちゃんのこと。

こはるの母

さっき出かけた
ばかりよ

お兄ちゃんは私の従兄で、 大学院生。

就職活動の都合で、 少し前から我が家に 下宿しているのだ。

こはる

ふ〜ん……。
あっおやつ!

こはるの母

まずは手を
洗いなさい。
食べたら歯磨きも
するのよ!

こはる

わかってるって〜

【こはるの部屋】

おやつを食べてから私は、 自分の部屋で制服から とっておきのワンピースに 着替えた。

鏡の前に立ち、 髪を整える。

こはる

こんな感じかな?

スカートを軽く持ち上げ、 鏡に向かってポーズを とってみる。

こはる

(いやいや
これは違う)

次は胸の前で、両手を 組み合わせてみる。

こはる

(……うん、
たぶんこう)

こはる

お兄ちゃん、私と……

こはる

私と結婚して
ください!!

こはる

(…………)

こはる

(た、たぶん
こんな感じ……?)

こはる

(うん、きっと
大丈夫!)

鏡の前に移った 自分の姿は、 充分にかわいい—— きっと、そうだと思う。

だから絶対。

こはる

(16歳になったら、
お兄ちゃんに
告白する)

こはる

(前世で果たせ
なかった約束を、
今度こそ
果たすんだ)

念願叶って人間に転生 したのだ、この人生で、 お兄ちゃんと両想いに なりたい。 結婚したい。

幼い佑一郎

マルコ、僕たちは
まだ子どもだから、
結婚できないんだ

柴犬マルコ

クゥン……

幼い佑一郎

でも大きく
なったら……

幼い佑一郎

そうだ、僕たちが
16歳になったら
結婚しよう!

幼い佑一郎

ね、マルコ!

柴犬マルコ

ワン!!

こはる

(私は絶対に——)

こはる

(お兄ちゃんと
結婚する!!!!)

【自宅:玄関】

こはる

お兄ちゃん、
おかえりなさい!

佑一郎

ただいま、こはる。
もう制服じゃ
ないんだね

こはる

もうすぐ
夕食だもん

すでに一度身につけた ワンピースも脱ぎ、 私は部屋着に 着替えていた。

こはる

(あのワンピース
は、とっておきの
服だもんね)

佑一郎

それにしても——

佑一郎

こはるも
もう、高校生か

佑一郎

あれから……
そんなにも
経つんだな

お兄ちゃんは、どこか 遠いところを見るような 目をして言った。

こはる

あれから?

佑一郎

ああ……うん

佑一郎

こはるが産まれて
から、……ってこと

こはる

う、うん?

佑一郎

こはるが産まれた
って聞いたとき、

佑一郎

僕はすごく
嬉しかったんだ

佑一郎

……大きくなったね、
こはる

こはる

お兄ちゃん……

こはる

(どうしよう、
すごく嬉しい)

こはる

(それに)

こはる

(……この感じなら、
きっと告白しても
成功するんじゃ?)

こはる

(よし——)

こはる

(16歳の誕生日
まで、待っててね)

こはる

(お兄ちゃん!)

生まれ変わっても、あなたのワンコ▼・ェ・▼

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