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笑椏

お邪魔します

爆豪光己

エアさん…!

笑椏

光己さん。どうかした?

いつもと違く動揺している

爆豪光己

勝己がまだ帰ってきてないんですよ…!

時刻を見るともうすぐ21時を回っていた

爆豪光己

最近は「受験勉強だ」と言いながら学校終わったらすぐに帰ってくるんです

爆豪光己

でも今日は帰ってきてなくて…

中学3年生なのだからたまには放課後にカラオケやらイオンやら行くだろうと自分なりには思っているが護衛先の母親が心配しているのだ

行かねばならない

笑椏

わかった

笑椏

でも必ず見つけられるという保証はないです

爆豪光己

…、

笑椏

不思議と嫌な予感がした

笑椏

(と言われても…)

私の゛個性゛は迷子探しにはすごく不利

笑椏

(あいつ……)

笑椏

まさか

笑椏

マイキーたちに絡まれてないよね

向かってみることにした

いないでほしいと心の底から願っていた公園についた

笑椏

(いない………ん?)

静かな会話声が聞こえてくる

_____

んだてめぇ

爆豪勝己

あぁ?俺は後にNo.1ヒーローになる男だ

_____

イテえこと言うんじゃねえよw

_____

ヒーローでもねえやつがイキんな

爆豪勝己

っ……

笑椏

(あらあら可哀想)

爆豪勝己

俺はっ……!

笑椏

彼はNo.1ヒーローになるよ

爆豪勝己

!?

笑椏

君等゛無個性゛と違ってね

_____

っ、!?

_____

お前はこの前の…!

笑椏

おっ覚えてくれててありがとう

笑椏

…というか君たち東京卍會の奴らじゃーん

笑椏

もしかして仲間裏切ってる?w

笑椏

マイキーに言ったらどーなるかなー

_____

っ…

笑椏

不良同士がボコし合うのは何もならないけど不良が一般人をボコしてるのは話が違う

笑椏

マイキーに゛このこと゛話してほしくなければ今後一切彼に関わらないで

_____

〜〜はいっ……!!

爆豪勝己

…んで俺助けたんだよ

笑椏

え?なんでって…

笑椏

あんたの護衛だからに決まってるじゃん

爆豪勝己

……聞いてもいいか

笑椏

ん、何

爆豪勝己

前から気になってた

爆豪勝己

俺が犯罪起こしても護衛してくれんの?

笑椏

……起こさないって知ってるから

爆豪勝己

…は

笑椏

仮に起こすような人だったら今護衛、無理にでもやってないって笑

爆豪勝己

……そうかよ

笑椏

そうだよ

笑椏

え何。もう犯罪してるとか言わないよね

爆豪勝己

……どうだかな

気のせいかもしれないけどアイツは一瞬悲しそうな顔をした

爆豪勝己

てか

爆豪勝己

さっきお前あいつらに向かって「無個性と違って」って言ったよな

笑椏

…うん

爆豪勝己

どういうことだ?あいつら゛個性゛ねえのか

笑椏

…まだあんたはヒーローじゃないから

笑椏

外部の情報は教えられない

笑椏

いくら不良でも人間は人間。プライバシーがあるからね

笑椏

それにあんたはそれを弱みにするでしょ

笑椏

教えるわけない

爆豪勝己

笑椏

はい帰りましょうご主人様

爆豪勝己

一生その喋り方でいろ

笑椏

はいはい

今日から君は彼の護衛だ

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