この作品はいかがでしたか?
551
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りうら
ないこ
ないくんは少しも怯む様子を見せず、淡々とそう告げた。
ないこ
ないこ
初兎
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
差し出されたのは、イヤリング。
赤、桃、白、黒の、 宝石のような飾りが付いている。
……………何だろう、これは。
ないこ
悠佑
りうら
初兎
ないくんと俺、アニキとしょにだに分かれる。
しょにだは、今にも泣き出しそうな目をしていた。
“行きたくない”、 “死にたくない”
死を間近に感じ、怯んでいた。
…………恐らく、身体が弱い彼だからわかるのだろう。 この、“死”が。
悠佑
だが次の瞬間、しょにだは、意を決したような逞しい顔を見せた。
初兎
初兎
りうら
泣き出しそうな目で、
必死に、泣くまいと笑っていた。
りうら
ないこ
ないくんが2人を見送る。
……………その背中は微かに震えていて、
拳は強く握られていた。
……………、
りうら
……………そうだ、怖いのは俺だけじゃない。
ないこ
りうら
震える足を奮い立たせ、 建物に足を踏み入れた。
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
地下層に入った。
ひんやりとした冷気と、 どこか無機質で物寂しい景色が続く。
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
少しばかり弱々しく自信がなさげだった。
……………でも、
それでも、ないくんもまだ2年生なんだ。
これだけ頭も良いし、
強いし、
頼りになるし、
立派で、
生徒会長っていう重い立場に立ってるけど、
…………本当は、俺と1歳しか変わらない。
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
……………でも、どこか安心する自分がいた。
コメント
8件
投稿お疲れ様でした!!✨ ついに来ましたねぇッ!!😇✨ 白黒組がいむくんで赤組がまろくん的な感じっすかね?最高ですッ!!✨😇
更新ありがとうございます! 本部に入ってこれから始まるのにすごい緊張しているんだなと 思いました!死がめちゃくちゃ近くにあるだけでも怖いのに それでも仲間を連れ戻すために進むってすごいなって思いました!✨ 続き楽しみにしています!頑張って下さい!(๑•̀ㅂ•́)و✧
初コメです‼️ ここまでの話全て読んできましたがめっちゃよかったです‼️ なんか僕まで緊張してくるんですよね。赤くん、白くん、桃くん、黄くんの緊張感がめっちゃ伝わります。