テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
江村
酔った勢いで告白してしまった。
高校の同窓会中、好きだった田鶴先生を見つけ、外に呼び出したことは覚えていた。
海の見える店をチョイスした幹事はセンスが良いと思う。
言った後に気づいてしまったため、取り消すことが出来ない。
田鶴
フェンスに頬杖を付き、優しく微笑む先生。
風は吹いているはずなのにかなり暑い。
汗が出る。
お酒はあまり得意ではなかったけど、どちらにせよ今日思いを伝えるつもりだったから、お酒の力を借りた。
この際、どうでもいい。
ただ、想ってることを伝えよう。
先生【愛する人】に
江村
田鶴
江村
先生の服の裾を掴み、呂律が回らない舌をどうにか動かす。
田鶴
江村
先生の言葉を遮る。
失礼かもしれないが、ここまでしないと伝わらない鈍感な人なので仕方ないだろう。
田鶴
江村
田鶴
江村
酒に酔う夏
貴方に酔う夏
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!