萌花
萌花
絵麻
萌花
絵麻
目の前にはかべがあって
ぶつかる!そんなことを覚悟してぎゅっと目をつむる
絵麻
もうぶつかっているはずなのに、どうして?
それにこの安心するぬくもりは…
柊人
柊人
絵麻
声のした方を見ると心配そうに私を見るしゅう君がいた
そして少し冷静になって周りを見ると私たち以外の生徒がこちらを見ていて
その中にはしゅう君の今の彼女も
ドンっ!
絵麻
絵麻
萌花
絵麻
しゅう君を力いっぱい押しのけて
もえちゃんの手を引いて走った
萌花
絵麻
萌花
息が切れて肩で呼吸しながらもえちゃんが私を見る
絵麻
絵麻
絵麻
絵麻
絵麻
‘‘私のせいで‘‘その言葉があまたの中でくるくる回る
萌花
萌花
絵麻
萌花
萌花
私の頬を引っ張ってニコッと笑う
それにつられて私もニコッと笑うと
萌花
萌花
絵麻
萌花
絵麻
キーンコーンカーンコーン
絵麻
萌花
ガラガラ
絵麻
先生
先生
急いで席に着く
純
机に肘を立てながらこっちをみる上原君
萌花
柊人
机に伏せて寝ていたはずのしゅう君がむくっと起きてあたしたちを見る
柊人
萌花
柊人
柊人
しゅう君はじっと私を見る
絵麻
先生
絵麻
先生
絵麻
それから授業は再開されて黒板に集中していたけど、ずっとしゅう君から視線を向けられている気がして
なんだか心が痛くなっていた
だって言えないでしょう? しゅう君になんて
しゅう君だってあたしだってつらいだけだから
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