俺はぼーっと彩が来るのを待っていた
今は夕方。なのに彩は来ない
彩は俺を裏切った?
結局...人は裏切るんだ...
俺は眠りに着いた
ドガッ
音がした
村の男
村の男
何回も来る蹴りと痛み
彩も今頃暴力を受けてるのだろうか
あぁ、クソ...
思い出したくないのに、!
村の男
村の男
俺は一瞬意識が飛びそうになったがぐっとこらえた
こいつらの前なんかで弱音を引くかよ...!
そして、夕方まで耐えた
ぼーっとする
ここに居ると何も無いから暇なのだ
村の男が持ってきたゴミだ
ガサガサ
ガチャ
俺は入口を見た
さと
彩
彩は座ってしまい、呼吸を整えていた
俺は不思議になり彩の体を見た
さと
彩の綺麗な体はボロボロ
体中に刺し傷等の傷があった
俺は彩の右手を取った
さと
彩
彩
さと
生憎俺は何も持っていない
ただ声を掛けてあげる事しか
彩
さと
彩は立てなさそうだ
この状況で立てることすらおかしいか
さと
彩が消えてしまうなんて嫌だ
彩の温もりが感じられなくなるのは嫌だ
...あぁ
こんなの...いつぶりなんだろう
ころ...君は...どこに?
ころは俺に初めて出来た友達だった
ころは俺の小さい時の友達だった
とは言っても、昼は村の男が来るから夜くらいしか無理なのだが
ころ
さと
ころ
さと
一緒に笑って...それが楽しくて
村の男に暴力を受ける日常以外に
ころと話をする事も俺の日常になった
ころ
ころ
2人で約束をして
2人で馬鹿みたいに話をした
それが嬉しい
そんな事は言えなかった
でも1週間ちょっとが経ってから
ころは来なくなった
どれだけ待っても
来なかった
あぁ...裏切られた
そう分かって泣いた
こんな時ころは優しく声を掛けるだろう
でも...きっと無理だ
ころが原因なのだから
その日から俺はまた1人になった
主
主
さと
主
さと
主
彩
主
さと
主
主
さと
主
主
さと
主
さと
主
主
彩
主
主
さと
主
さと
主
さと
主
さと
彩
コメント
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おつりずー!