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揺れる髪に外の日差し。
真剣な眼差しに唇にあてる人差し指。
僕は将校殿の仕草
一つ一つが好きだった
不器用で表情1つ変えない
何を考えてるか、なんて分かるわけない。
でも、
少し見せるおっちょこちょいな部分が
可愛らしくって、
手放せるわけなかった
ずっと一緒で
死ぬまで一緒だって、
…勘違いだったの、かな
参謀
将校殿が死んで
私はもぬけの殻となった
何をやっても手が動かず
体を動かす気力すらなかった
それよりも
大きな罪悪感にかられた
参謀
食べることも
寝ることも
全部が全部めんどくさくなって
生きる意味も
何も無い
参謀
あの時死んでいたらな
いや、
そんな勇気なんて私にはあるはずない
だけどもう全部が全部
どうでも良くって
参謀
"また来世で会えるだろうか"
参謀
気持ちが絡まって絡まって
来世で出会ったとしても
私の"罪"は消えやしない。
参謀
あの時、私が死んでいたら、
こんな状況は生まれるはずない。
それだったら会わない方がマシなのかも、ね
参謀
参謀
最愛の人を失えば
誰しもこうなる。
参謀
1つの小瓶に入った大量の睡眠薬。
参謀
将校殿を自分の手で殺したというのに
私はまだこんな安易な考えしかできない。
彼はもっと苦しかっただろうにっ、
参謀
果たして行けるだろうか。
結局、最後に思い浮かぶのは
参謀
笑った彼の顔だった。
?
類
司
類
司
類
司
類
司
類
やはり、そっくりだ
司
ここ2週間、司くんといたから分かる。
笑った顔も真剣そうな眼差しも
どれもこれも全て同じ。
類
考えすぎにも程がある。
たかが似てるだけで、
司
類
彼が指を指して止まる
司
紙1面に書かれた大きな文字。
そこには"夏祭り"と書かれていた。
類
類
司
目を輝かせ貼り紙をまじまじと見つめている。
……ここの部分は少し違うかも
司
類
司
司
類
司
司
類
司
司
類
目の奥がずーんっと暗くなる
どくんっと胸の辺りが変に脈打つ。
いや、だ
そんな、顔…
類
類
そんな顔、君には相応しくない
司
司
類
類
司
司
類
やっぱりその顔が1番良い。