成れの果てでも僕たちは

あれはいつの日だっけ

突然聞かれた言葉に唖然とする

とりとめのない、ただの世間話

あんな照れくさそうな顔見たこと無かった。

照れくさそうに頬を真っ赤にしている。

そんな顔…知らない、

あぁ、眩しい

普段は表情一つ変えないのに

私にだけ見せてくれるその表情が

なによりも愛おしくって

手放したくなかった

なかっ……た、、

シーツに広がった染み。

時刻はまたもや2時過ぎだった。

苦しい。

その言葉以外見つからない

夢を見る度に自分の行いが全て間違いに感じて

自分が死んでいれば、

そうだ、お前が死ねばよかったんだ

何度思っても何度考えても

ダメなものはダメで

フラッシュバックしていく。

愛する人をこの手で殺した感覚。

今でも鈍く残るあの音。

僕が死んでれば

何度思えば気が済むんだろう…ね

鳥がなく音。

心地よい風。

知らない場所を見ていることしか出来ない。

体を動かそうとするが動けない

何かに貼り付けられている気分だ

金縛りだろうか

何とかしなければ…、

聞き覚えのある声に少し眉間を寄せる。

この声どこかで…、

視界がぼやけきっていて見えない

だが、

聞き馴染みのある声や口調に勘づいた。

これは…あの夢か、

どこかで見たことあるはずなのに

肝心なところが思い出せない

か、かわぃ、

じゃなくって

何か絶対に忘れてはいけなくって

大切な人の存在を、

思い…出、せ…、

すごく長い映画を見ていた気分だ

あんな夢を見ることは珍しくない。

が、類に会ってからというもの

異様に見るようになった。

思い込みの可能性もあるが、。

タイムリーな夢、。

正夢…か？

そんなことあるわけないか、

【3:17】

時刻は3時過ぎだった

【8:24】

気持ち悪いよな、

あんな返信

って、オレは何を考えてるんだ！？

夢……で終わらせるべきなのだろうか

わから、ない。

たが、

　忘れてはいけない、

思い出さなくてはならない、誰かの存在を、

オレはまだ探し続けなくてはならない。