テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🍊🇯🇵🇫🇮
みたらしだんご
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
【注意】 この作品にはオーバードーズ及び、 それに伴う幻覚作用や吐き気などの描写を含みます
当作品はオーバードーズを勧めたり助長したりするような作品ではありません ご理解ください
鈴木
1人の寝室に冷たい空気が立ち込める。
正直言ってもう消えたい。
主観で幸福度一位のレッテルを貼られるのも。 冬が来る度に極夜で精神が擦り減るのも。
限界なんだ
芬
引き出しの中の抗鬱薬。 抗鬱薬だって一度に大量に摂取したら危険...
芬
わかってるけど...
一度引っ込め掛けた手で、引き出しの取っ手に触れた。 薬について大して詳しくもない。
絶対碌な事にならない。 分かってる。頭では分かっていた。
心が分かってないんだ
どんな作用が出るか。 絶対に良いものじゃない。
ラムネみたいなOD剤を掌に乗せても、 頭の中で意味無く警鐘が鳴り響く以外は何も無かった。
薬が口の中で溶ける時間すら待たずに、ラムネを飲み込んだ。
少し溶け出した味が苦くてつい目を伏せた。
こんな事して何になるんだと思ったのも束の間。 ベッドの柔らかい質感は背から離れ、いつの間にか宙に浮いてる様な感覚だった。
目の前でぐるぐると景色が回る
あれ 天井ってこんなに近かったかな
起き上がった時に額をぶつけてしまいそうな程に近付いた天井は、 視界だけでなく 俺の呼吸までも圧迫する
まるで底のみえないプールにうかんだままで 底にあしが付かないみたいな浮遊感
おれ 今何してたんだっけ
まあいっか ぜんぶわすれたら楽になるよね
ぜんぶわすれちゃえ
そうやってめをとじて
あさなんかこなくてもいいよ
ばいばい
芬
声を出そうとして声帯を震わせた筈が、 出て来たのは変な呼吸音だけ。
声と呼べるものじゃなかった。
芬
そして何より喉が焼ける様に痛く、吐き気もする。 自分が抱えていた枕は吐瀉物塗れで汚れていた。
喉の奥から込み上げてくる圧迫感が本当に気持ち悪い。 それによって気分も落ちるし、何もできなくなる。
ベッドサイドにあったゴミ箱へと自身の胃の中のものを吐き出した。
...筈なのに。胃液しか出ない。 それ以外、何も出てこない。
芬
芬
渇いた空嘔吐きの声だけが寝室に響いた。 こんなところ誰かに見せられない...、
荒くなった息を整えている最中にまた吐き気の波が来て、 空嘔吐きを繰り返す。
芬
元々は自分で薬の過剰摂取をしたのだ。 誰も恨めない。怨むとしたら自分だ。
蘇
芬
見られた。
今1番見られたくない相手に。
蘇
芬
蘇
芬
ソ連も流石に動揺した様で。 でもしっかりと俺の背中を摩っていてくれた。
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木