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桃瀬 のあ
四月、2年生のクラス替えの日
掲示板の前は人でいっぱいだった
背伸びをして自分の名前を探す
桃瀬 のあ
早めに自分の名前を見つけられて
少しホッとした
その瞬間後ろから聞き慣れた声
緑川 じゃぱぱ
桃瀬 のあ
声を聞くだけで分かる
物心ついた時からずっと一緒
いわゆる幼馴染だ
転んだら手を引いてくれた人
泣いたら、何も言わず隣にいてくれた人
桃瀬 のあ
緑川 じゃぱぱ
桃瀬 のあ
緑川 じゃぱぱ
目が合って、自然に笑う
緑川 じゃぱぱ
桃瀬 のあ
教室に入ると、黒板に座席表が貼ってある
桃瀬 のあ
緑川 じゃぱぱ
桃瀬 のあ
緑川 じゃぱぱ
それだけで十分だ
一年生の時は別のクラスだった
だから、同じ教室にいるだけで少し嬉しい
席に座ったとき、担任が入ってきた
先生
教室がざわつく
扉が開く
黒田 うり
黒田 うり
少し低い声
派手すぎないけど目立つ雰囲気
でも頭を下げるところが、意外だった
先生
桃瀬 のあ
偶然
本当に偶然
黒田さんが隣の席に歩いてくる
黒田 うり
桃瀬 のあ
それが最初
ただのクラスメイト
ただの隣の席
それだけ