僕は童○だ。
24歳なのに。
彼女もできたことないし
キスとかハグとかもしたことない。
いわゆる
彼女いない歴=年齢だ。
ある日
僕は有給を取ったので
家でゴロゴロしていた。
そんな時にチャイムがなったのだ。
ころん
はぁーい!
僕は早歩きで
玄関に向かう。
ころん
はい。
僕はドアを開けた。
ドアの前には
髪の毛が桃色の男の人が
立っていた。
ころん
あ、あのなんですか?
さとみ
お前、ころん?
ころん
は、はぁ。
さとみ
お前さぁ、これに見覚えない?
ころん
え?
そう言って
見せつけられたのは
びっしりと文字が
書いてある紙だった。
その紙に僕の名前が書かれていた。
僕はその紙に見覚えがある。
会社の後輩に
土下座されてまで
書かされた紙だった。
ころん
あ、ありますけど。
さとみ
なら、話は早い。
さとみ
おい、ころん。
さとみ
今から、お前には4000万払ってもらう。
ころん
.......は?
ころん
よ、4000万?
さとみ
あぁ。
ころん
な、なんで?
さとみ
お前、この紙に自分の名前書いたんだよな?
ころん
はい。
さとみ
だったら、お前が保証人となって金返してもらうしかねぇよ。
ころん
え?
ころん
ぼ、僕が4000万返すんですか?
さとみ
あぁ。
僕は4000万の
借金をした
後輩の代わりにお金を
返さなくてはいけないのだった。
ころん
僕、そんな大金持ってないんですけどぉ。
さとみ
だろうな。
さとみ
普通の家には、そんな大金ねぇんだろうな。
ころん
し、しかも、後輩からお金取ればいいじゃないですか!?
さとみ
いや、その後輩が、逃げたんだよ。
さとみ
だから、保証人のお前が金を払わなくちゃいけねぇ。
ころん
.......
最悪だ。
こんなことになるなら
紙に名前なんて書かなきゃ良かった
そう思っても
遅すぎるのだった。
さとみ
で、どうすんの?
ころん
ど、どうするもなにも、僕にはお金なんてないよ.......。
さとみ
じゃあ、自分の体でも売ればいいだろ。
ころん
.......
さとみ
しかも、この世には、色んな方法で金は稼げるんだよ。
さとみ
詐欺、○人、強盗、色々な方法がある。
さとみ
変態ジジィにでも、飼われるやつだっているんだ。
さとみ
どうするんだよ。ころん。
ころん
.......
ころん
僕には、そんなこと出来ないよ。
さとみ
だと思うよ。
さとみ
だから、ころん。
さとみ
俺から1つ、提案がある。
ころん
な、何?
さとみ
俺が、お前のこと買ってやろうか?
ころん
は?
ころん
か、買う?
さとみ
あぁ。
さとみ
ころんの人生を俺が、買ってやるって言ってんだよ。
ころん
な、なんで?
さとみ
普通は、金ねぇやつは、沈めるか、夜の店で働くしかねぇんだけど
さとみ
ころんは、特別に助けてやるよ。
ころん
あ、あなたが、代わりにお金を払ってくれるってこと?
さとみ
その通りだ。
ころん
別に、大丈夫ですよ。
さとみ
じゃあ、お前は、○ぬか、自分の体売るのか?
ころん
それは、嫌ですけど.......。
さとみ
だったら、俺に買われる方がいいだろ。
さとみ
俺は、お前が嫌がることも痛いこともしねぇよ。
さとみ
だから、お前は覚悟を決めろ。
ころん
.......覚悟?
さとみ
あぁ、俺に一生飼われる覚悟。
ころん
.......
正直めちゃくちゃ怖い。
初対面の人にこんなこと言われるなんて
恐怖でしかなかった。
でも、4000万なんて大金は
僕には、払えないし。
だったらこの人に
飼われる方がマシな気がする。
僕は深呼吸をする。
そして
ころん
覚悟、決めましたよ。
さとみ
そうか。
さとみ
なら、お前は今日から俺のもんな。
ころん
.......はい。
僕の人生どうなるんだろう。
ただひたすらに
そう思うのだった。