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1人の小柄の少女を背負って 森の中を歩いていく
自分が思っているよりもツタが 足に絡まっていって軽くコケかけた
エアル
エアル
リア
そう書かれた小さな紙を差し出し 心配そうに俺の顔をのぞきこんできた
エアル
エアル
知ってる人も多いだろうが 俺は人間じゃない
…と言うと嘘になる ”元”人間だ
いやまぁ、今の俺の姿は人間よ? …オッドアイだけど
そんな俺は半動物になることができる それを変化(へんげ)と呼んでいる
ちなみに、俺の中での半動物は 人間の見た目にすこーし動物が 加えられていること、と思っている
エアル
エアル
リア
意識を研ぎ澄ませる…
エアル
エアル
リア
エアル
リア
俺の背から落ちそうになった少女は 微かに震えながら紙を見せてきた
エアル
リア
少女は少し暗い顔で俯く
その反応は正しい
今の俺の姿は犬か猫かも分からない 耳と尾が生え、左目が紅くなっている
髪の色も違い紅と黒のグラデーションがかかっている
リア
エアル
リア
エアル
リア
暫しの沈黙
エアル
リア
エアル
リア
エアル
リア
エアル
エアル
エアル
エアルー!
はっきりと聞こえた声と言葉
エアル
エアル
エアル
上だよ!上ー!
エアル
フォス
フォス
エアル
トゥール
エアル
フォス
エアル
トゥール
フォス
フォス
エアル
俺はゆっくり少女の瞼に手を添える
リア
エアル
エアル
トゥール
エアル
エアル
トゥール
トゥール
トゥール
トゥール
トゥール
エアル
エアル
フォス
エアル
エアル
少女の瞼から手を離し ローブの中に手を入れ鞘を握る
目を閉じ、ゆっくり刀を抜く…
次の瞬間「ふぎゃっ」と間抜けな声が 聞こえ、目を開ける
フォス
フォス
エアル
不貞腐れた顔を見ながら鞘を確認する
エアル
トゥール
エアル
フォス
エアル
トゥール
エアル
フォス
エアル
エアル
リア
エアル
エアル
リア
エアル
トゥール
エアル
フォス
エアル
トゥール
エアル
エアル
フォス
エアル
背中に凭れ掛かっている 少女に話し掛ける
リア
エアル
俺らと嬢ちゃんが一緒に 行動出来る方法を
そして、嬢ちゃんの記憶を 取り戻せる最短距離を
エアル
背中越しに”提案”する
ただ、一言の提案
エアル