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主です。
凌太
潤
要人
潤
凌太
要人
潤
主です。
主です。
全員
ー要人sideー
潤と距離を置くようになって、 どれくらい経っただろう。
要人
潤がそばにいると、 優しすぎて、あったかすぎて、
だからこそ、 「潤の時間を俺のせいで潰しちゃいけない」 って、そう思った。
離れるのは、自分なりの選択だった。
でも。
要人
人の視線が怖い。 女子とすれ違うと、息が止まる。 あの日、踏みにじられた心が 今でも何度も再生されてしまう。
そのたびに、呼吸が乱れて、 視界が揺れて、地面が歪んで見える。
最近は、夢にまで出る。 「もう、死んだ方が楽かも」 そんなことを考えてしまうくらい、 追い詰められていた。
そんな時だった。
女子生徒
1人の女子が声をかけてきた。 ただのクラスメイトだった。 優しい声。悪気なんてない。
でも――、
要人
心が跳ねた。身体が震えた。
ドンッ💥
気づけば、自分の手がその子の肩を押していた。 倒れた女の子は、 肩を押さえて痛そうにしていた。
クラスの人たち
教室の空気が凍りついた。
女の子の目に浮かぶ涙。 震える手。 自分を見て怯えていた。
要人
足が震えた。 崩れるようにその場に座り込む。 涙が止まらない。
要人
怖い。自分が怖い。 こんな自分じゃ、誰にもそばにいてほしくない。 でも、潤の名前が、 こんなときでも浮かんでしまう。
要人
――要人の心は、限界を超えていた。
主です。
潤
凌太
要人
潤
主です。
主です。
主です。
全員
潤