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研究所別荘

キャンドル

ひっっっっっっっっま!!!!

カクターン

…研究すればいいじゃん。
…自分の足で。

キャンドル

人の足がい〜い〜ぃぃぃぃ!!

キャンドルは 椅子に座ったままジタバタする

カクターン

うるさいな…(小声)

すると、扉が開いた

若干煙が入る…

スターカイム

…ふーーー

カクターン

くっっっっっっっっさ!!!!

カクターンは収納ポケットから 消臭スプレーを取り出し スターカイムの周りを振りばら撒く

スターカイム

…ぴえん。

キャンドル

びぇ

すると、また扉が開く…

ライ

お前ら、明日本部に戻るぞ。ハンターを使って研究したいことがある。

キャンドル

やったーーーーーーー!!

そう言ってキャンドルは カクターンに抱きつく

カクターン

ぎゃーーーーーー!

スターカイム

いきなり戻るなんてどうしたんだ坊ちゃん。何か開発したのか?

ライ

聞いて驚くなよ…

ライ

ついに俺は…超能力薬を開発した…!

スターカイム

カクターン

カクターン

え!?!?

スターカイム

坊ちゃんのためにボスが作った…あの超能力薬か!?

キャンドル

嘘〜〜〜〜♡
誰に植え付けんのぉ???

カクターン

あんたが身につければいいじゃん。

キャンドル

あたくしはドーピングしてんのん!
これ以上この身体に負担はかけられないのよ〜〜

スターカイム

俺もパス。
タバコのせいで肺がボロい。

カクターン

はぁ…!?そんなことでパスすんの!?意味分かんない!

ライ

ライ

…確かに、人口的に作られた超能力を身につけるのは、身体的、精神的にかなり負担が掛かる。

ライ

だが成功すればこれ以上にない力を発揮することができる。

ライ

そう…この俺のようにな。

カクターン

ライ

…カクターン。できるか。

カクターン

…はひ……

ライ

よろしい。後で俺の部屋まで来い。

キャンドル

頑張っておくれやし〜〜!

そう言いながらキャンドルは 部屋を飛び出して行った

それに続きスターカイムを 部屋を出ようとする…

ライ

スターカイム。

ライ

…お前の分の超能力は明日完成する。
楽しみにしていろよ…フハハ…!

スターカイムの横を通り ライは部屋を出て行った…

スターカイム

カクターン

………ふwwww

カクターン

どんま〜いw

ライ

ライ

(…4つの超能力を持つ、最強クローンを倒した奴…)

ライ

(…あれだけの威力のビームを弾き飛ばすハンターがいたとはな…)

ライ

………

 

光り輝くテレビの中から リビングへ入る

今のように、この世界へ 自分から入った場合は 元の世界との時間は同時進行だが

『神様』からこの世界へ 連れてもらった場合は、 元の世界では 時が止まっているらしい…

パーカ

(…元の世界へ戻った直後は、今まで眠っているような感覚になったな…)

パーカ

(…これ…実は夢なんじゃ…?)

ヤンサー

あぁパーカ君、いらっしゃい。

パーカ

…こんにちはヤンサーさん!

ヤンサー

今日は学校お休みなのかい?

パーカ

はい!勉強し終えたので来ました!

ヤンサー

そっか〜、大変だねぇお勉強…

ラース

…パーカ、来ていたのか。

廊下から顔を出すラース

パーカ

ラースさん!こんにちは!

ラース

ゆっくりしていけよ。

パーカ

ありがとうございます!

ラースは玄関へ向かい、 外へ出て行った

パーカ

…そうだ。俺もトレーニングしに行ってきます。

ヤンサー

私も一緒に行くよ。

パーカ

是非是非!

俺たちも玄関に行き、家を出た

 

パーカ

うっっっっ

家を出たすぐそばで ハップが昼寝をしているのが目に入り 俺は思わず声が出る

ヤンサー

そんなに怖いのかい…

パーカ

慣れないもので…ついびっくりしてしまうんです…

ヤンサー

ヤンサー

そうだ。触ってみなよ尻尾。
触り心地めちゃくちゃいいよ。

パーカ

そ!そんなことできないですよ!起きたらどうするんですか!(小声)

…ビビって後退りする

そんな俺をヤンサーは

ヤンサー

大丈夫…私を信じて。

…と言い、俺の手を掴む

パーカ

俺は恐る恐るハップに指を伸ばす

ちょん…と尻尾に触れる

パーカ

(さ…触れた…!)

ぱちっ…!

パーカ

!?

ハップの目が開いた途端

ガシッ!

パーカ

わ!!!!!

手首を掴まれ、俺は叫んでしまう

ハップ

ハップはゆっくりと俺の手を 動かし、尻尾の上に置いた…

パーカ

………

ヤンサー

…ね?大丈夫でしょ?

そしてまたハップは眠りについた…

パーカ

…寝ぼけてるのですか?

ヤンサー

いいや、実はぱっちり起きていても今みたいにやってくるんだ。多分、抑制剤のせいだと思うよ。

パーカ

そ、そうなんですか…?

パーカ

(…確かに…初めて会った時からフレンドリーだったな…)

ヤンサー

こう見えてパップ君は寂しがり屋だから、構ってあげてね、パーカ君。

パーカ

は、はい…

 俺たちは森の中を歩く…

パーカ

….そういえばヤンサーさんも超能力者だったんですね…!

ヤンサー

まぁそうだね…実験対象になる前、適正診断も受けさせられたけど、適正してるとか何も聞かされなかったな…

パーカ

そうだったんですか!?

パーカ

…この前ラースさんに教えてもらったのですが、水のように優しく、美しい攻撃ができるんですよね…!?

ヤンサー

そうだけど…
私的には派手に、豪快に攻撃した方が倒した実感湧くんだよね〜

パーカ

い…意外です…

 

ヤンサー

…ここら辺でトレーニングしようか。

パーカ

はい!よろしくお願いします!

数を数え、トレーニングを始める

 

カサカサ…

パーカ

!?

パーカ

今茂みから音が…!

ヤンサー

…何かいるね。

パーカ

け…研究員か…!?

ヤンサー

…来たことあるのかい?ここの森に。

パーカ

はい…研究のために、ハンターの部位を狙ってたんです…

ヤンサー

それは…!

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

パーカ

ぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!

パーカ

…もう!スコルさん!!!

スコル

はは!腰抜かすことなくなったな!パーカ!

スコル

……あ…

パーカ

………

今俺も気づいた

後ろでヤンサーが 俺のパーカーをがっちり掴んで 隠れているのを

パーカ

…ヤンサーさん……

ヤンサー

……ズッ…

パーカ

(鼻すすってる…よっぽど怖かったのか…)

スコル

す…すんません……………

パーカ

(スコルさん…めちゃくちゃ困惑してる…)

スコル

…こんな空気の中で話すのもあれなんだが…浜辺で変なモノが漂流してたんだ。

パーカ

へ、変なもの…?

ヤンサー

…下手に触ってないだろうね…?

スコル

あ、安心してくれ!触ってはないぞ!

スコル

と、とにかく来てくれ!姉貴達もいるから!

そう言ってスコルは 森の奥を走っていく

ヤンサーは俺のパーカーから手を離し スコルの後を黙って走る

俺も一足遅れで走り出して行った…

 

研究所別荘 ライの部屋

ライ

これが超能力薬だ。飲んで1時間半前後で副反応が現れる。

ライは超能力薬をカクターンに手渡す

カクターン

ライ

安心しろ、これで死にはしない。
2時間後にちゃんと超能力が身についているか確かめる。
俺の部屋に来てくれ。

カクターン

…承知しました。

研究室

スターカイム

おっすカク。今キャンドルに頼まれた薬作ってんだ。カクにも作ってほしいみたいだぜ。

カクターン

そう…

カクターンは、キャンドルに貰った レシピが置かれている机の横に 超能力薬をコトンと置く…

スターカイム

お。それが超能力の薬か。

カクターン

カクターンは超能力薬の 入った瓶を持ち上げ、眺める

そして蓋をしているコルクを開け 一気に飲み干す

スターカイム

すげぇ…あっさりと飲むな…

カクターン

…おいしくない。

スターカイム

まじ?なんか飲む気失せるな〜

カクターン

…臭いが少しある…独特な臭い…

カクターン

…これを飲んでから、1時間半前後に副反応が出るらしい…どの程度かは教えてくれなかったけど。

スターカイム

へ〜

カクターンは黙って研究室を 出ようとする

スターカイム

おいおい、頼まれた薬作らないのか?

カクターン

…どうせ私の苦しむ姿なんてみたくないでしょ。

スターカイム

まさか!w

冗談混じりで言う スターカイムを置いて 研究室を出て行くカクターン

スターカイム

…見たいわけないだろ。お前の苦しむ姿なんて。

 

カクターンの部屋

カクターン

机に向かい、本を読む

あっという間に時間が経つ…

カクターン

徐々に震え出した手を押さえる

押さえた手も汗で湿っていた

カクターン

(…これは…副反応なんかじゃない…すごく怯えてる…私)

カクターン

(こんなんじゃ、トップ3やっていけないよね…)

カクターン

はぁ…

大きなため息を吐き、立とうとした

その時だった

カクターン

…ぁあ!!

急に地面が歪み、倒れ込む

だんだん呼吸が荒くなり さっきとは比べられなほどの 震えに襲われる

そして、 身体が焼けるように熱くなっていく…

カクターン

(苦しいぃ……!?)

カクターン

(身体の中で…細胞が……溶けている……!?)

何とかして地面を這い、 ベットに辿り着く

カクターン

(…ダメ…カイム…に…連ら…く…し…)

残り少ない体力を振り絞り ベットの上にある携帯に手を伸ばす…

 

研究室

スターカイム

…後これ加えたら完成か。

スターカイムは黒い粉を入れる

パチッ! パチッ!

スターカイム

ふぁ!?何だこの爆発!こんな化学反応するのは予想外だぞ?

 

10分後…

スターカイム

はぁ…やっとおさまった…こりゃ1からやり直しだな…

スターカイム

……ん?

机の上にある携帯に1件の通知が 入っているのを目にする

スターカイム

(……カクからか…)

スターカイム

「あ」???

スターカイム

…………あ。

スターカイム

(カクが薬飲んでからもう1時間半経っている…副反応で変なメール送ったのか…?)

 

キャンドル

あ!カイムゥ!今やってる実験のことなんだけd

スターカイム

わりぃ後でもいいか?

キャンドル

えぇーーーーーーー

とキャンドルが言っている間に スターカイムはその横を通り過ぎる

キャンドル

…配合失敗したのかなぁ♡

 

スターカイムは カクターンの部屋の前で立ち止まる

コンコン…

スターカイム

…カク、俺だ。入るぞ。

ガチャ…

ベットの上に仰向けになっている カクターンに近づく…

スターカイム

…おい。大丈夫か…

スターカイム

スターカイム

(まさかな…)

首に手を当て、脈を確認する

スターカイム

(…生きてる……)

ぱちっ

スターカイム

スターカイム

大丈夫か…!

カクターン

カクターンはゆっくりと起き上がる

スターカイム

…なんか…いつもと雰囲気違うな…見るからに強そうな気がする…これ成功だよな…?

カクターン

カクターン

…細胞が…溶けている感覚がした……なんで…こんなことが起きるの…?

スターカイム

細胞が溶ける…?

スターカイム

…こりゃこのことをキャンドルが聞いたら、実験台にさせられるな!

カクターン

はぁ…あいつの実験台とかまじ最悪…

カクターン

だけど…今の私なら、キャンドルにも勝てそう…ね♪

【main】Z.island EP2

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